「ネットで集客」情報商材に踊らされない、選び方のヒントを教えるよ
ーー Webマーケティングをわかりやすく。
Webマーケや事業開発支援をやっている、いしやすです。
Webで集客したい、何をやったらいいかわからない、誰に相談したらいいかわからない、どう選べばわからない。
そういう人に向けた、「○○で○○人集めました」「○か月で○○円稼げました」のような自分が上手くいったから教える、のような情報が溢れています。
解決の一つとしては、選ぶ側が選択眼を持つこと、かと思います。
Webに関わっている者として、Webで集客したいけどどうやって情報を選べばいいの?という人のヒントになればという事を書いてみます。
お土産屋さんに英語を習わない
英語を話せるようになりたい、に置き換えてみると、
お土産屋さんの店員は、実践で身に着けて色んな国の言葉で話すことができたりします。しかし、あなたがその人に英語を習うのはどうでしょう?
ではそれ以外のシチュエーションでは?業種や商品も違う私の場合はどうなりますか?と聞いて、その人は適切に教えることができるでしょうか。
英語の成績のいい先輩がいたとして、その人に英語を習うのはどうでしょう?その人がいい成績を取れた方法を教える以外は難しそうではないでしょうか。
テニスの強い選手のコーチは、試合に出たら選手より強いでしょうか。
強い選手だからといって、他の人に合わせたアドバイスができるでしょうか。
必ずしもそうではないですよね。
「自分が○○でいくら稼いだのでそれを教えます」という情報についてはそういう印象を受けています。
成績のいい先輩やお土産屋の店員でなく、体系的知識があり、文法などしくみや、色んな方法を知っているような人。英語の先生の方が、「ではあなたの場合はリーディングをやりましょう」などアドバイス出来そうではないでしょうか。
(以前から言ってますが、その方法が合ってる、とわかってる場合は実践的で専門的で、そのまま真似するのも一つだと思います。きっかけが独学の1手法からでも、ちゃんと基本を学んで教えられるようになっている人もいるだろうし、特定の分野に強いという専門性の高いサービスも必要だと思います。)
何をやったらいいかわからない、という状態なら、ロジックをわかっていてこういう場合はこれが合っています、この順番でこの施策をやる、とちゃんと説明できる人に教えてもらうのがいいのではないでしょうか。
前回のNOTE(Web集客は魚のいない川で釣りして失敗する人がほとんど。)で
企業で(自社事業でもWebマーケティング会社でも可)リスティングやSEOなど特定の業務ではなく、Webマーケティングの戦略から施策化まで経験のある人に聞く
をおすすめしました。
ブログSEOなど単体手法でなく、購買プロセス、複数の手法、その性質などの考えに触れている可能性が高いからです。
そういう人たちからすると、インスタで集客する方法だの、SEOだの、すごく一部の点の情報なのです。
情報商材を買う前に、ちゃんと、私の分野、状況に合った内容を教えられる人なのか?この方法は、自分に合っているのか?一度考えてみてください。
「ネットで集客」情報商材屋さんが出てくる構図
専門のWebマーケティング会社が、企業から毎月マーケティング費用をもらうより、個人向け・小規模企業向けをやった方が儲かるんだったら、そういう会社がやっていると思います。
そういう会社に頼むと、制作含むとミニマム300万~だったり(グレードは色々あるんですが総合店なら)するので、そんなの個人で払える人なかなかいないですよね。
塾みたいな小額の単発のものをリテラシーがまだない人に売る方が、薄利でフォローの手間もかかりますのでね…。
専門の会社が儲からないからやらない、だから情報が分断されている。
それが、「個人でやって稼げた方法教えます」という人たちが成り立つ構図かなと思います。
自分は、塾やら情報商材など、多数の個人にたくさん売るモデルではなく、企業から直接依頼を受けています。
でも本当は、Webで集客する基本の考え方は対象が企業でも個人でもそこまで変わらないんですよね。(ツール等は金額の桁が違いますけども)
NOTEでは、割と個人の副業で集客したい人へも、企業の場合も混ぜて書いてます。(過去記事⇒WebマーケのプロだけどWeb集客でYoutubeとブログはおすすめしない 等)
マーケティングする商品が何でも、BtoC・BtoB・個人・企業、違っても、ユーザーがそこから買うかどうかの意思決定プロセスは大体同じだからです。
業種でプロセスの数とかは違ったりしますが、逆になりますとか無いので。(厳密にいうと変わってきたとか色々言われてきたけど)
終わりに
私としては、日本全体のビジネスのレベルを上げたい、企業は世界で通用するよう生産性を高めていき、経済が回るようになってほしい。と思っています。
1社終身雇用の世の中ではなくなっているので、副業などチャレンジする人が自分で稼ぐ力をつけ、上手くいってほしい、と思っています。
しかし、知識がない人に教えて儲かればいい、という情報が溢れているように思います。
それで遠回りしたり間違えてしまう人の、そのお金やエネルギーを正しく投入してもらえれば、全体が良くなることにつながると思います。チャレンジする方のヒントになれば幸いです。
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