ever
チョコレイトは溶けて、
君の跡形も亡くなる。
秒読みで見据えていた未来は
砂のように流れ落ちて。
赤い赤い夕日と
銀色に光る砂漠と。
もう一度天を駆けて、
君の場所へと連れていって。
さ迷うなら殺して、
ほんの少しでも早く前へ。
きれいな落日
立つ鳥と残暑
青い花を摘んで、
鈍色に光る種を蒔いた。
「いつか本当の君を知ることができるのかな」
淡々と水晶に傷をつけ、
アイデンティティ、相対するAとZの。
祈りは止まることなく、
戦いの火蓋と君の目蓋。
「いつか本当の君を知ることができるのかな」
どこかの街で、遠吠え