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ビジネスパーソンのための近現代史の読み方/佐藤 けんいち を読んで

歴史には興味があり、最近自分でも学び直している所だが、どうしても戦後(第2次世界大戦以降)はなんとなく学校の授業でも駆け足であまり頭に残っていない。
そんな中で今回この本を手にして読んでみようと思ました。
自分でも空白になっていた部分を埋める作業がこの本でできてとても勉強になりました。
特に近現代史は、グローバル社会と言われるだけあり一つの出来事がドミノ倒しのように世界にその反動として伝わっていく事がわかりました。
今の世の中は決して対岸の火事ではない事、この本を読んで教えていただきました。

ビジネスパーソンが「現在」を知るために「歴史」を遡るというコンセプトのもと、2016年の衝撃である「英国のEU離脱選択」と「米トランプ大統領誕生」から18世紀後半の「産業革命」までの遡る。分量的には結構読み応えがあった割に、最後まで興味深く読み進めることができました。

現代社会が英米社会の覇権を軸に構築されている事がとてもよく解りました。(逆に言うと押し付けられた=リスペクトされた=価値観で現代社会がなりたっていること)
もう一度自分なりにこの世界を見て理解を深めたいと思いました。日本文化や伝統についても改めて学んでみたいと思いました。

物質社会や大量消費社会、資本主義といった日常の価値観にとらわれて毎日の暮らしを過している事に改めて気付かされました。周りの人が持っている物にうらやましいと思ったり、テレビや映画などでうつされる優雅な暮らしや食べ物をみてこれが成功者の暮らしなのかとすりこまれていてどこか変な気がしてきました。
本当の豊かさとは何か?自分はどんな暮らしが幸せと思うのか?幸せとは何か?もう一度考えてみたくなりました。
私は、独身者で家族はいませんが、家族がいれば人並の幸せを子供にもとか、たまには、ぜいたくな食事や旅行(レジャー)を奥さんや子供に味合わせたいとか考えてそれこそ周りの情報に振り回されがちですが、そういう意味では自分は周りの雑音が入りづらく今回の様な考えに至ったのかもしれません。
この本でも述べられているように、現在はグローバル社会で経済活動、消費行動、SNSでの発信など全て世界とつながりを持っている人として、社会とのつながりや関わり方についても考えてみようと思いました。

学べば学ぶほど奥が深い。これからも知見を深めようと思いました。
こんな本でも散歩しながらオーディオブックで気軽に聴けました。
皆様も是非とも試してみてはいかがでしょうか?


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