シェア
イサブロウ₁₃
2024年7月16日 00:34
我慢なんて性に合わない身の内に溜め込んだものを僕は何時か吐き出してしまう既に言葉と共に僕の風が漏れているんだ
2024年7月12日 00:33
僕が空を見上げていても僕が海を見ていてもずっと風が吹いていれば良いんだ星が見えない夜も雷が鳴る夜もずっとずっと風が吹いていれば良いんだ僕が眠っていても風が吹いていれば良い
2023年10月13日 17:59
夜道を歩いていると星が瞬く夜道を歩いていると猫が鳴く夜道を歩いていると暗闇が視える夜道を歩いていると風が吹くなんて事ない夜に夜道を歩いていると月が見えているんだ
2023年9月15日 20:25
僕は月を眺めに出掛けたり雨の音を聞きに離れたり風の向きを見に外に出たりと歩き回ったりするけど僕を君が呼ぶ時綺麗な人が待ってるんだ って駆けて行くんだ
2023年9月13日 06:54
風に靡く白い尻尾まるで遊ぼうと誘われているみたいだ風と共に夜空に駆け出し星に触れて瞬かせ海に触れて波を起こす眠り時は森の奥月灯りの照らす中白尾の者は眠るのだ
2023年8月29日 21:13
私の瞳に何時も映るのは柔らかな世界と優しい言葉君の風は届いているよ君の便りも届いているよ
2023年8月19日 08:34
グラスの酒に月を映し欠けた氷と三日月を並べ見てたカラカラとグラスを揺らし遊んでは答えるのは風の音
2023年7月14日 20:57
魂を狩る者に纏わり付く死の臭い朝露で洗い流せば拭えるのか朝霧に隠れれば薄まるのか…と未だ青くない空を眺める音の無き霧の中にいて死神は身に着いた臭いを風に乗せ生きる者に死の予感を与えている
2023年7月11日 20:10
春の風は縦横無尽に吹き荒れる其の風に色を付けたらきっと沢山の色を纏っている筈なんだ
2023年3月1日 20:20
水の中を漂う流れの様に風に纏われる様に花弁が舞い落ちる様に君の気配が心にあるのだ
2023年2月12日 07:20
素知らぬ顔をしていても気になる者を探すように風に透けた糸を乗せ飛ばす透けた糸が辿り着いたなら気付かれぬ様に結び付け繋がる事に安堵する私が飛ばす糸が君に見える様になれば此の糸で他の者に見えぬ解けぬ縛りを掛けるのだ
2023年2月12日 06:42
橋から見えるのは海の流れ春は淡い色を僅かに残して北へ影の子が欄干で風の子に揶揄われている私は影の子と風の子の頭を撫で風の子に「揶揄い過ぎると小奴に牙が生えて喰われるぞ仲良くしたくてなら構わないが…なんなら私がお前を喰おうか?」と美味そうな頬を突付く
2023年1月9日 02:35
着火点が低い訳では無い花薫る風でなければ火は炎には成らずにいて花薫る風に常に赤い炎を揺らしてしまう身の内に有る炎は花薫る風に魅せられている我が身を突き抜ける様な強い花薫る風が吹けば黒い炎や青い炎となって散る花弁さえも残さず花を焼き尽してみせるのだ
2022年9月12日 20:24
森の中で追いかけて走り回って見失って置いて行かれた何時だって月は遠くて幻の様な月明かりを手で触れるだけ月が太陽を手に入れたから置いて行かれたのかな?と思い風に「如何したら良い?」と聞いても答える訳無くただ、ただ、青い空を見上げ雲の流れを眺めてた