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イサブロウ₁₃
2024年7月31日 01:02
薄闇の中を僕は歩く通り掛かった高いビルの隙間から白い月が見えた少しでも近付きたくてあのビルに登ってみたんだ月明かりが照らす此の街は風も吹かず虫の音も無くとても静かで……僕以外に誰の姿も無いんだ
2024年7月31日 00:58
私が弦を弾くと高い音が響く此の音はお前の手足の神経の弦だ私が弦を弾くと低い音が鳴る此の音はお前の意識の神経の弦だ私はお前を操る滑稽な程に 怒れ惨めな程に 嗤え狂う程に 泣け苦しむ程に 喜べ とお前は不愉で悪意ある諍いの言葉しか口に出来ないのだ
2024年7月31日 00:56
低い音の雷が鳴る空を見たら分厚い灰色の曇り空が雷に振り落とされそうに鳴り響くんだ風が止まって小雨が地上に落ちて直ぐに乾いて消えて逝くんだ本降りにないからか雷の音は鳴り止まない濃い灰色の曇の中に雷光が走る此の空の曇を叩き落とす様な雷鳴が鳴るんだ
2024年7月31日 00:54
手に持つ刃に陽を映し眩しい光で刃を焼いていく焼けた刃の熱は皮膚を焼く程の熱さだ此の刃を振り回し太陽の熱で焼けて焦がれ全て灰になれよ僕の戦意さえも燃や尽くす程に…
2024年7月31日 00:47
こう見えても心はあるし考える事も多いよ見て無いと思ってるでしょう?動かないと思ってるでしょう?此の赤い針金が巻き付けば僕に気付けるの?
2024年7月31日 00:44
夢の中に我を見なかったか?全身が闇に染まった黒い鬼居た筈だ気付か無かったかい?じゃあ次に見る夢で我の爪で君の手の甲に印しの傷を付けておこう少しばかり肌に血を滲ませ少し痛む事で思い出せる様に此の闇色の鬼を
2024年7月31日 00:40
蝉の鳴く森で虫取りをする妖の子森を通る者に声を掛ける僕達の虫取り遊びに興味あるの?あっちの樹の樹洞に虫が沢山居る処があるんだ見てよと誘う誘われて見た者は蟲達は巣穴から出てきて人間に集って身体の肉を毟取る人間が蟲に喰い尽くされる姿を見て妖の子達は嗤う
2024年7月31日 00:36
休暇に遠くの街まで車で行く事にした途中とても長いトンネルに入ってなんだか生臭い臭いと不気味な低い唸り声みたいな?と思ったけど車の音だと思い直したんだだけど…トンネルを抜けたら知らな無い街の名前振り返って見たらトンネルは何処にも無かったんだ
2024年7月31日 00:32
とうに夏が来てると言うのに肝の冷える話しが少ないと思わないか?心を温める話しばかりでは余計に暑さが増してくるじゃないか夏は呟怖の季節ださて何を語ろうか
2024年7月30日 01:07
茹だる暑さの中皆の脳味噌も腐ってしまって黴や腐敗臭を放ってないか足元の影の中に潜み嘲笑ってる物達の声も聞こえなくて脚を喰われたか夏の夜闇に潜む物達の悪戯に警戒しないと身を無くしてしまうぞ
2024年7月30日 00:44
蒸し暑い日が続いて青い空気を纏っては埃っぽくて蒼い海を纏えば塩塗れでしょっぱいんだ今日空を見たら強風が言うんだもう少しで綺麗な雨が降るよって
2024年7月30日 00:38
暑さが僕を追い詰めて攻めて来る暑さを振り払う様に僕の中の火を滾らせ熱波を相殺させてみようか!!
2024年7月30日 00:33
何処までも深い深い夜の中に星が煌めいて一つ一つを見ると星の色が違う事に気付く薄いベールを掛ける様に雲が星を隠したりすると風が雲を遠くに連れて行ってくれるよ僕は手を伸ばしあの星に触れる真似をする此の深い深い夜の中に僕も居るんだ
2024年7月30日 00:30
📌朽ちた家屋雨が降れば雨の流れる音と弾け飛ぶ音がして風が吹けば壁を叩く音と吹き抜ける高い音がする虫や動物達も雨風を避ける為に朽ちた家の壊れた壁の隙間から寄り付いて来る息を殺し互いに存在を隠している私はそれ等に気付かないフリをして雨の日はやり過ごすのだ📌朽ちた家屋と池雨の後は池に葉が沢山浮いていて池の中のメダカさえも見えない と