nodokaでととのう。おむすびに包むやさしさ。(山口県周南市)
山口県周南市土井、JR新南陽駅から県道3号を北へ徒歩約10分。
昭和3年(1928年)に医院として建てられたレトロな洋館「旧日下医院」にある。注文を受けてから丁寧ににぎる、おむすび屋さん「nodoka」。
午前11時から、こだわりの羽釜で炊いたお米でランチ、おむすびのテイクアウトができます。店内にはカウンター席、テーブル席があり、おむすびをやさしくむすぶ姿がうかがえる。
メインメニューは、おむすびプレート。
オーナーが何種類も食べ比べて決めた有明産の海苔、卵焼き、お漬物、おむすびが乗っている。お米は、5つ星お米マイスター厳選のおむすび用ブレンド米使用。羽釜は一升炊き。石川県能登でつくられる羽釜です。
おむすびは、塩むすびと 具材が選べるおむすび二個の計三個。追加注文も可能。選べる具材は、ししゃも大葉レモン、牛肉しぐれ、しらすと青海苔など。おみそ汁はやさしい湯気が立ち、心やすらぐ味わいで癒されます。
静岡県産の緑茶、豆腐白玉ぜんざい(平日は11時、土日祝は14時から)あり、カフェ利用もできる。
おむすびをわが子のように包むのは、
オーナー𠮷田裕子 (よしだゆうこ) さん
‘どんな人がおむすびを作っているか’
‘どんなお客さんが頼んでくれたか’
顔と顔を合わせ、互いの温度が感じられるオープンキッチン。
𠮷田さんがこだわった部分でもあります。
いまの時代に、いまの時代だからこそ、人の温かさを感じるひとときを過ごし、幸福を感じたいものです。
「nodoka」のおむすびを味わったお客さんの表情からは、幸福感が伝わります。心も身体も温まり、ととのう-
お客さんから、「波動が高い」(エネルギーが高い、透明度が高い) と言われることもあるとか。𠮷田さん自身、自然に触れる生活を好み、過ごしておられます。その𠮷田さんの透明感、やさしさ、愛情が、おむすびたちに包まれているように感じます。
絶妙な塩加減のやさしいおむすび。
そのおいしさは、何度も食べたくなる。
おいしさには、味だけでなく、雰囲気、こだわり、想いも含まれている。
「おむすびって、力加減、塩加減、にぎり加減、ダイレクトに伝わるんです。にぎり加減は、力を入れないことが大事。硬くならないように、食べた時ほぐれる感じ。やさしく。」
おむすびが冷めた時に硬めなこともポイント。
こだわりが詰まっています。
行けば行く程、味わえば味わう程、作り手が唯一であることに安心感を覚えるnodoka。
‘ふと食べたくなる’ と思い浮かぶのは、こういった安心・安定感があるからかもしれません。
𠮷田さんがおむすびに込める願い、nodokaを始めた想いがあります。
三十代前半まで事務職をされていた𠮷田さん。
他の仕事をしてみたいと、アパレルへ転職。仕事で訪れた東京での展示会で、人生を変えるような出会いがありました。生地からこだわってつくる、デザイナーさんの作品・・・言葉では言い表すことのできない感動に、涙したそうです。
「自分がつくるもので、誰かに感動を与えることはできないか?」
𠮷田さんが考え、たどり着いたのが nodoka-
社会貢献、周南市の活性化、作った食べものを誰かにあげるのが好き、お米やおむすびが好き、日常的なものが食べたいしあったらいいな・・・すべてが一致。必然を重ね、開業を迎えたのでした。
お店でともに働くのは、姉妹のような高校の同級生。
「やさしく、人としても勉強になる人。毎日私にもむすんでくれて、ありがたいです。」
‘むすぶ’ と表現されており、吉田さんのよき理解者・パートナーなのだと感じました。
週一回、お店のサポートに入られるのはご主人。
「先日知人のおすすめのご飯屋さんに行き提供いただいたメニューが、ステーキとご飯とみそ汁。すごいシンプルで、いいお店でした。お米やお肉など仕入れルートが記された用紙があり、それをお客さんが持ち帰れるようにもなっている。こういう店いいなと思ったし、nodokaもこういう店だと感じた。帰りに独り言で、‘大満足’ と言った。nodokaも帰りにそういう気持ちのひとがいっぱいいると思う。」
nodokaの温かさは、𠮷田さんをそばで支えるお二人の存在も大きい。
お米。おむすび。日常にあるものでありながら、自分のためにむすんでもらえるおむすびは、また格別です。
心と身体の休息に。
ご自身へのご褒美に。
‘明日もがんばろう’ と思える食事を -
周南市nodokaで、のんびり、ゆったり、和む時間を過ごしてみませんか?
nodoka (のどか)
住所 :周南市銀座1-31
徳山デッキD3 1階
電話番号 :080-8413-2359
お持ち帰り:11:00- 完売次第終了
店内飲食 :11:30-15:00(L.D)
定休日 :火曜日、水曜日(他不定休あり)
nodoka Instagram
TOKUYAMA DECK
最後に。
2023年ラッキーフードは「おむすび」。
(占い師 星ひとみ先生流)
2023年元旦、フジテレビ「2023年突然ですが占ってもいいですか?2023運気UP術!最強グルメ&スポット!」で放送されていました。
‘人との縁を結ぶ’という言葉で紹介されました。中でも、おむすび具材は「明太子」が恋愛運。「鮭」が対人運。「梅」は健康運。
まさにnodoka。
※本記事の内容は、執筆時点(2023年2月)のものです。
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