MIRAI 、 乗ってみた|水素、住みやすい未来へ。 周南市
海から一番近い新幹線駅、徳山駅がある山口県周南市。
市の北部は島根県・中国山脈に接し、南部は瀬戸内海に面した自然豊かな地です。
臨海には全国有数の石油化学などの工場が並ぶ周南コンビナートが広がり、夕暮れ時からは工場夜景が市民や観光客を魅了します。
周南市は、周南コンビナートでの副生成物、高純度な水素を有効利用した取り組みの一環として、公用車に 水素で走る燃料電池自動車「MIRAI」をレンタル導入しました。
カーシェアリングも行い、市役所閉庁日は市民や観光客へ貸し出します。
未来をいく 「MIRAI」 乗ってみた!
洗練された高級感ただよう、スタイリッシュなトヨタ「MIRAI」。
販売元であるトヨタ自動車のホームページを見てみると700万円~800万円台!!
それがなんと!
15分につき275円 (消費税、自動車保険、燃料費込)で借りれるのです。
※掲載価格は2023年9月時点
レンタルの方法は、こちらをご覧ください。
https://www.city.shunan.lg.jp/uploaded/attachment/95719.pdf
心地よいMIRAIの空間
今の時代らしく、車のロックはスマートフォンで解除。
パワースイッチを押すと、カーステレオから流れるラジオが聞こえ、自動車自体は非常に静かで心地よい空間です。
岩国で出張販売!周南の絶品スイーツを目指す~中距離の旅
周南市街地から車で約35分。
日本酒「獺祭」が生まれた地、岩国市周東町獺越――旭酒造本社・獺祭ストア本社蔵へ向かいました。
MIRAIでの中距離運転は、疲れるどころかもっと遠くへ、非日常・近未来を味わい尽くしたくなる乗り心地です。
加速力も抜群。レスポンスもよく、坂道はベタ踏みしなくてもストレスなく走ってくれて、とにかく静か。
ハンドルは遊びが少なく、軽やかさがあります。
獺祭ストア本社蔵付近を撮影させていただきたく、ストアスタッフの方にご挨拶しました。
「水素で走る燃料電池自動車」のワードに目を輝かせておられ、MIRAIを見たい!と車体やタイヤの大きさに興味津々のご様子でした。
MIRAIと周南の自然~心とからだ休まる
ひと息ついたら、周南市の熊毛エリアへ。石城山県立自然公園内の黒岩狭へMIRAIと走りました。
グリーンシャワーを浴び、心地よさはさらに深まり駐車場で15分仮眠を。ここで感じたのは、シートの気持ちよさです。電動でシートを調整でき、ほぼフラット状態にまで倒せるので、いつまでも眠りたい程でした。運転の快適さは、ここにもあると感じました。
水素ステーションで充填
9時から17時まで、スタッフの方が常駐しておられ安心して充填できます。水素カーなので当たり前なのですが、ガソリン (液体) ではなく、見慣れない専用機で水素 (気体) が充填されます。
改めて ‘この車は水素で走っているんだ’ と実感する瞬間でもありました。
水素は二酸化炭素の排出もなく、地球に環境にやさしい - 目には見えませんが大切なことです。
ぜひMIRAIを借りて、周南市を拠点に各地をめぐってみませんか?
周南コンビナートで発生する水素
周南コンビナートは、石油精製、石油化学をはじめ、無機化学、鉄鋼、セメントなどの多彩な基礎素材型産業が集積しています。
そのうち、(株)トクヤマ、東ソー(株)2つの化学工場で生産される苛性ソーダ (水酸化ナトリウム) の副生成物に注目。
それが、水素なのです。
水素については、周南市が公開している水素普及啓発パンフレットの漫画をご覧ください!
周南市燃料電池自動車(FCV)
カーシェアリング事業:
令和5年度燃料電池自動車等燃料代補助金
について:
立ち寄りスポット
①旭酒造(株)獺祭:
②5 tea pot - 山の上の紅茶やさん (メイティーポット):
③山口県周南市「黒岩狭」/山口県周南市観光情報サイトより:
④山口県周南市「三丘温泉」/山口県周南市観光情報サイトより:
⑤山口県周南市「三丘ゆめ広場」/山口県周南市観光情報サイトより:
※本記事の内容は、執筆時点(2023年10月)のものです。