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膨張剤 「アンモニア系膨張剤」

今回は、アンモニアガスを発生する膨張剤に
ついて詳しくみていきましょう。

◇アンモニア系膨張剤とは?

基本的に膨張剤は反応した際に

炭酸ガスを発生させます。

しかしそれに加え、

アンモニアガスを発生させ

より協力に膨張を促進させるものも存在します。


それが"アンモニア系膨張剤"です。

またアンモニア系膨張剤には

2種類のものが存在します。


○炭酸水素アンモニウム(アンモニアパウダー)

特徴
・"炭酸水素アンモニウム"単独で使用する膨張剤

・水に溶かすことで、室温から反応する
(室温から加熱温度にかけて分解)

・"アンモニアガス"と"炭酸ガス"を発生させる

・70℃を超えると強力なガスが発生

・常温でもアンモニア臭がするため、中国では"臭紛 (しゅうふん) "と呼ばれている
使用用途
・生地を激しく膨張させたいものに使用

例 ) 蜂の巣揚げの衣

・サクサクとした食感のお菓子

例 ) かりんとう


○イスパタ(イーストパウダー)

特徴
・"炭酸水素ナトリウム(重曹)"と"塩化アンモニウム"を主成分とし、数種類の助剤を加えた複合膨張剤

・加熱により炭酸ガスとアンモニアガスが効率的に発生

・生地を中性〜微酸性に調整可能
使用用途
・見た目を白く仕上げたいものに使用

例 ) 薬饅頭など和菓子の蒸しもの

アンモニアには独特な臭いがあります。そのため生地の中に残ってしまうと、お菓子の風味が損なわれてしまいます。使用用途に注意しながら、ぜひ活用してみてください。

※bitesjapansquadの投稿:きぴり

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