140字小説【たまに忘れる】
心配性の僕は何回も確認する癖がある。どこか抜けている所があるので尚更だ。お店に行くためショルダーポーチに財布を入れ、チャックを閉める。でもまたすぐに開けて本当に入っているか確認する。車に乗ってからも確認し、お店に着くと最後の確認をする。そこで気づくのだ。「あ、妻を忘れた…」
いいなと思ったら応援しよう!
チップを頂けると喜びます!!
心配性の僕は何回も確認する癖がある。どこか抜けている所があるので尚更だ。お店に行くためショルダーポーチに財布を入れ、チャックを閉める。でもまたすぐに開けて本当に入っているか確認する。車に乗ってからも確認し、お店に着くと最後の確認をする。そこで気づくのだ。「あ、妻を忘れた…」