またやられたな【RE-BIRTH編】
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約束とか信じるとか、あんまり簡単にするべきではないけれど、わたし、一生このバンドを愛していく
それは感覚だけではなくて、時間と目と耳で見て聴いて音楽と言葉で会話をしてきたから、そうして10年が経ったから、やっと言えることでもある。
第二章 おめでとう
YOSUKEが本当にSPYAIRになってくれて良かった。本当にありがとう。例えばバンドだろうが人間関係だろうが、何であっても人生なんて、そしてそのなかで特に人に魅せていくものなんて、永遠なんて絶対になくて、当たり前に変わってゆくものなのに、でも、根はどうしても変わらないものだったりもして、
そのどちらもを選んでゆく、自然とそうカタチになってゆく四人と、これからの新しさが爆発していく景色を想像できる私が、そしてこの体制を応援したり影響を受けていくファンや通りがかりに耳にする人たちが、『SPYAIR』をつくって、つくり続けて、ああ、「変わってゆくこと」が「変わらないこと」でもあるんだね。
むかし、たまアリでのDYNAMITEツアーのときに、MOMIKENが「友達にSPYAIRが好きと言っても馬鹿にされないように俺たちが頑張るから」(ニュアンス)と話してくれて、
IKEは「四年後は東京ドームでやる」とデカい夢を声を震わせながら真剣に伝えてくれて、
あのあと、「デカい夢を目指すよりも続けていくことを選んだ」と言ってくれたことも大事な決断と勇気であったのもちゃんとに感じている。
それとなにより結果は、それでも続けられなかった(続けてくれなかった)ではないと思う。何も保証のない、新しいカタチになることを、誰もがどう成功するか不安だったはずなのに、私には今、しっかりピースがハマったように見える。
前体制での最後のアルバムが『UNITE』であったように。今までも、これからも、きっと全てが合わさってゆく。もちろん永遠はないけれど。終わりがあるとしても、それはベストな選択肢として完成させることができるのだと思う。だから私は、もうこのバンドに不安なんてない。
今でも「SPYAIRが好き」だとひとに伝えると、知っているひとのほうが少なかったりして、こちら側としたら「結構メジャーなはずなのに!」と思ってしまいがちだけれど、それもきっと、塗り替えてくれる期待をしてしまう。
わからないけれど、わからないけれどさ、
ここからでしょう。きっとここからリスタートしたら、なんだって叶えたくなるでしょう。また観せてよ、二時間半ずっと涙が出て止まらなくて『またやられたな』って笑ってしまうライブを。一ヶ月後にはもう、この四人ならそれができるのかもしれない。観たいと言うくせに、たぶん今年はあの場所へは行けない予定だけれど。
さすがにこれから再録したり歌っていくなら詞を変えてほしい既存の曲は、たしかにいくつかあった。でも今なら、そのまま聴くのも怖くない気がする。でもそれより、違う色を全面に出してくる新曲が生まれていくことがとっても楽しみでしかたがない。
何度思っただろうか。『またやられたな』って、たぶん思ったことがないことがない気がする。noteに記録するのも、もはやシリーズ化したい。
いつだって、「新曲すごい!」「らしさがでてる!」「かっこいい!」どころではない。言葉は悪いけれど、『こいつら、またやってんな、またやられたな〜』と泣きながら笑ってしまう。
これも前回同様、殴り書きの記録、大事なもの
あれからの一年と少し、ボーカルが決まるまでの不安と少しの諦めや妥協を忘れさせてくれるのはすぐだ。もはや今。
RE-BIRTH / SPYAIR 2023.07.07
新体制新曲 一発目
おめでとう、ここからまた、好きでいさせてね