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他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ。
noteは大好きな場所で、大切な場所だ。
とはいえ日々向き合う沢山の不安やしんどいこと
ネガティヴなことなどを吐き出したり、
自分の抱えるものを全てぶつけたりはできない。
それがどうだとか良いか悪いかという話ではなくて、
そういうことを誰かに相談することも難しいという
私の「性分」だから仕方がない、ということ。
全てを曝け出し吐き出すような、そんな
書き方をすることはほとんどないのだけれど、
心の中にあるものを、想いを込めて、
気持ちを込めて書いていることは沢山たくさんある。
むしろそんな記事だらけで。
それに、曝け出すようなものでなくても、
例えばくだらない日常を大真面目に書いたりだとか、
深刻な話をさらりと書いてみたり、
心の内やセンシティブなことを、
ほんの少し絞り出すように書いてみたり、
そんなふうにしていけたらいい。
記事のクオリティがどうとかそんなんじゃなくて、
ちゃんと自分の中から湧き出る言葉で書きたい。
そもそもクオリティだとか良い記事かどうかなんて
自分で決められるものじゃなくて、
読んだ人が決めるものだと思うから。
それに、誤字脱字があっても拙くても、
心が揺さぶられる文章というものは確かに存在する。
だから胸の奥か魂か、それとも腹の底か、
自分の身体や心の中にあるどこかから、
湧きあがってくる言葉を書きたい。
それが人から見てどんなにくだらない内容だったとしても。
ポジティブなことばかりも書けないし、
ネガティブなことばかりもきっと書けない。
辛辣なことや汚いことだけも書けないし、
かと言って優しいことや綺麗なことだけも書けない。
人に読まれる記事はこう書けばいいこうすればいい
なんていう安っぽい小手先の文章テクニック
なんてものもいらない、だってみんながそうやって
同じように書いたら、つまらないじゃない。
それはもう、ただのつまらない文章であって、
人の心を打つ文章ではなくなってしまう。
そもそも私には何にもない。
誰かに自慢できる、胸を張れるような過去の功績も、
知識も経験も、役に立つものも、何もない。
日々の中にある小さな言葉や気持ちを書くことしかできない。
それでも、凝らせる目と心がある。
それを考えて言葉にできる脳がある。
そして言葉を書き出す手指がある。
『「いろさんのいま」を読ませていただく
ひとときがほんとうに、すきなんです。
毎日、楽しみにしています。』
先日、そんな言葉をいただいた。
その少し前には、体調を崩してしばらくnoteを
見られなかったとおっしゃっていた方が、
「いろさんの記事を読めなかったのも結構辛かったの。」
と、そんなふうに言ってくださった。
そんな言葉をいただいて、心が震えないわけがない。
ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調 作品125が
頭の中に響き渡るほど心が震えた。
私は私の歌を歌う。
「他人が笑おうが笑うまいが
自分で自分の歌を歌えばいいんだよ」
好きな言葉。岡本太郎の言葉です。
何かすごいことなんて私にはできないかもしれない、
けれどここnoteに書いてきた言葉たちは、
紛れもなく私が書いたもの。
世間的にはすごくなくても、たった1人2人でも、
誰かの心に響けばそれは、私にとってはすごいこと。
いつかもっと沢山の誰かに響くかもしれない、
そう思える希望だけでも、私にとってはすごいことなんだ。
自分に能力がないなんて決めて、
引っ込んでしまっては駄目だ。
なければなおいい。今まで世の中で
能力とか才能なんて思われていたものを超えた、
決意の凄みを見せてやるというつもりで、
やればいいんだよ。
他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を
歌えばいいんだよ。歌にかぎらず他人の判断
ばかりを気にしていては本当の人間としての
責任が持てない。もし自分がヘマだったら、
"ああ、おれはヘマだな"と思えばいい。
もし自分が弱い人間だったら"ああ弱いんだなぁ"
でいいじゃないか。
何かすごい決定的なことをやらなきゃ、
なんて思わないで、そんなに力まずに、
チッポケなことでもいいから、
心の動く方向にまっすぐいくのだ。
失敗してもいいから。
1度失敗したなら、よしもう1度失敗してやるぞ、
というぐらいの意気込みでやることが大切なんだ。
うじうじと考える必要はない。すべてのマイナスを
プラスの面でつらぬけば、マイナスだと思って
いるものがプラスになって転換してくる。
自慢できるものも経歴も経験もなく、
才能も能力も何もない?そんなものなくたって、
いや、ないならないほどいいじゃないか!
そんなものを超えた「決意のすごみ」を見せてやれ!
弱かったら"ああ自分は弱いんだなぁ"
それでいいじゃないか!弱いまま突き進め!
と、太郎は言う。
いやそんなみんな太郎のようにはいかんて!
と思いながらいつも読む。笑
(そこには私なりの最大の愛とリスペクトがある)
だけど不思議なことに、読んでいるとだんだん
その果てしないパワーが、エネルギーが、
流れ込んでくるようなそんな気持ちになるほど、
それらの言葉の端々には力が宿っているのだ。
以前この本自体はnoteで紹介しているのですが
全く関係ない記事でちらりとある言葉をひとつ
引用しただけであまり書かなかったので、
今日の記事は本の紹介にするつもりなかったのですが
以前より少し詳しく紹介して、本のマガジンにも
残しておきたいなと思ったので、
前半は自分の想いや気持ちを、
後半には本のことをいろいろと書いてみました。
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「ぼくはきみの心のなかに実在している。
疑う必要はいっさいないさ。そうだろ。」
と語りかけてくるのだ。
一家に1人、いやひとりに1人、心に太郎を。
ふとした時や元気がない時に、
色んなタイミングで手に取って眺めてきた本。
昔一度手放して、やっぱり書い直した本。
書き始めた時に自分の頭の中にあったものよりも
ずいぶんと長くなってしまいました。
最近記事が長くなる傾向にあるから
たまにはさらっと短い記事も書きたいな。笑
それではこの辺で。
今日も1日おつかれさまでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
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