誰もが待ち望んでいた祭だったことを肌で感じた初めての神田祭、という話。
足が動いた日。あいりすです。
2023年5月14日。
四年ぶりに開催された神田祭に足を運びました。
神社仏閣を見るのも撮るのも好きとは言うものの、そこで行われる祭事となると色々とタイミングが合わせづらく、足を運ぶ機会も多くはありません。
例年の神田祭も漏れなくその言い訳から赴いたことがありませんでしたが、今回は流行り病を乗り越え久方ぶりの開催であることと、神田明神の近くで今年オープンした知人のお店も祭に出店すると連絡があったので、折角なら行ってみることに。
ちょうどタイミング良くGoProで動画を撮り始めた友人も引き連れながら、いざ人生初の神田祭へ。
天気は生憎の雨。
ぼくは神輿を担ぐことにほぼ縁が無いので、地元で神輿を担ぐこともある友人に雨天の対応を聴いてみると、
「雨ぐらいじゃ普通にやるよ。うちの方は雷鳴ったらやらないけど」
と、さらっと言われました。
雷でやらないのは落雷による火事を危惧してなどの理由だそうですが、地域によっては風習的な理由もあったりするのでしょうか。
そういうのは面白そうなので少し気になるところです。
実際、神田祭においても多少雨が降る程度では祭の勢いが衰えることはありません。
数日に渡って開催される神田祭の中で、今回は「神輿宮入」の日に足を運びましたが、今思えば祭の花形的な日程の一つに行けたのかもしれません。
その宮入では200基を越える神輿が神田明神へ絶え間無く入り続けていくわけですが、それがもう圧巻どころの話ではありません。
町内会によって神輿の造形、担ぎ手の方々が着用する半纏のデザイン、担ぐ時の掛け声などが違うので、個人的にずっと見てられます。
中でも半纏のデザインが違うという部分が個人的な祭に対するイメージや好みに刺さりまくってしまい、色使いやオリジナリティ溢れる部分を常に目で追っていました。
目的の一つでもある知人のお店にも行きつつ昼食をとっている間も、お店の近くで神輿が通ったりして祭りもお店も盛り上がっていました。
知人のお店の唐揚げが美味しすぎてレモンサワーも頼むという。
そのあとも神田明神周りをずっと何往復もしながら動画や写真を撮影していました。
夕方頃に友人が先に帰り、ぼくは夜の神田祭も少しだけ見てから帰ることに。
ぼくがいた時間帯では工程が変わった様子は無いものの、やはり夜は屋台や提灯の光でライトアップされたかのように神輿の宮入が続いていました。
まるで四年間の空白が嘘だったかのように思えるほど、いつまでも熱が冷めない神田祭。
「四年ぶりなんだからもっともっと声出せ!」
そんな中で、時折神輿の担ぎ手の方々や一本締めの掛け声と共に、〝四年ぶり〟というフレーズが飛び交っていたことが凄く印象に残りました。
四年という歳月は短いようで長く、ぼく自体は神田祭に赴くのが初めてでしたが、より一層誰もが待ち望んでいた祭だと肌で感じることができたのは良い機会だったのかなと思います。
また来年も開催されたら行きたいところ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?