一人称『ぼく』への憧れ
おはようございます。毎朝note、この記事で365本目になります。
1年間続けて書いてこれました。
その記念すべき投稿で、どうしても書きたかったのがこのテーマです。
一人称『ぼく』への憧れです。
一人称(自分が自分のことを表す言葉)はどのような言葉を使っていますか?
私、オレ、僕、ぼく、自分、拙者、吾輩、オイラ、ウチ、おいどん、ミー、、、、
どうでしょう?
ぼくは、一人称『ぼく』への憧れがあります。
その理由は後ほど。
毎朝noteでの記載は、
実は、最初は『私』から始まりました。
次に『僕』になり、現在は『ぼく』を使っています。
リアル繋がりの方はお気付きの方が多いと思いますが、
ぼくは、普段は「ぼく」なんて発言しません(笑)
基本的には、「私」。
そして親しい仲では「オレ」です。
この一年間、毎朝、『学びと気付きのアウトプット』として、
ぼくの頭の中にあるものを書き起こしてきたわけですが、
最もオレを苦しめたのが、この一人称『ぼく』です。
ぼくは、こうした記事を書くときは、基本的には一筆書きで、講演会でお話をするときのように、頭の中で話すように書いていくスタイルです。
頭の中のおしゃべりをしているぼくの一人称は『私』なんです。
何度となく、『私は』と書いては、『ぼくは』と書き変えたことか・・・。
もしかしたら、最近の記事でも「私」と記載しているものがあるかもしれません汗
これから書きます、『ぼく』への憧れで、
頭の中の『ひとり言の一人称』さえ変えていきたかった。
おかげさまで、noteを書き続けるなかで、少しずつ、その姿に近づいてきています。
アウトプットの威力はスゴイです!
冒頭のイラストは、このテーマにピッタリですね。斉藤 夏輝 |noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
①一人称『ぼく』はイヤだった
そもそも、少年時代、作文なんかの一人称は無理矢理、「僕」にさせられましたよね。
謙虚さの欠片もなく、誰に対しても態度の悪いぼくなんかは、自分の口から「ぼく」なんて言ったことはありませんでした。
先輩や先生や大人に対しても、基本的には「オレ」。
さすがに、ふさわしくないなというときは「自分」。
「ぼく」なんて言ったらカッコ悪いかなって。
そんな風に思っていました。
これは十年以上前の話です。
ぼくの職場はザ・オトコばかりの職場で、筋肉隆々・体育会系の人たちで溢れています。
以前の上司が一人称「ぼく」の人で、ぼくたち部下に対しても、「ぼく」を使われていて、当時はすごく違和感がありました。
とても優しい方でした。でも職場風土からしたら弱々しく見られるのかな?他の所属の人から陰でそれを馬鹿にされてたのも聞いたことがあります。
②一人称『ぼく』のススメ
同期・同級生の親友と一緒の職場で働いていたことがありました。
ホントにふてぶてしいヤツで、横柄なヤツなんですが(笑)
先輩や目上の人と話す時だけは「ぼく」を使っていました。
おそらく、体育会系の中でも、しっかりと教育されてきた(笑)賜物だと思います。
彼は、とっても色んな人から可愛がられていました。
オレ自身が、この一人称「ぼく」に関するセンサーが立ったのかもしれません。
そんなときに、一人称「ぼく」のススメに出会いました。
何かの本か記事かで出会ったのだろうと思います。
田原総一朗さんの話でした。
色んな角度から政治を斬り、色んな人との対談に持ち込み、時にはファシリテーターになり、時にはコメンテーターになり、世の中を斬って進んでいくスゴイ方ですよね。
そんな田原総一朗さんのことを評する記事でした。
一人称を「ぼく」にする理由は、
年上の人にも、年下の人にも、態度を変えないことができるから。
ということでした。
目上の人には『私は・・・』なんてペコペコしておきながら、
目下の人には『オレは・・・』なんてコロッと姿を変えると、裏表があるようにも見えますし、一人称だけで、心の中にある上下の対人関係を表してしまいます。
どんな相手にも、どんな立場でも、フラットに斬りこむ田原さんは、そうしたところから心がけているというような話でした。
この記事で衝撃を受けました。
オレもいつか、そんなぼくになりたいなと思いました。
③そういう目で色んな人と接していると
そういう目で、いや、そういう耳で、
色んな人と接していると、少しだけ可視化されてきました。
前述のふてぶてしい同級生のように、「ぼく」を使う人は、とても謙虚な人ばかりだということです。
後輩で、先輩であるぼくに対して「ぼく」を使う後輩は、可愛げのあるヤツらばかりです。
年上にも関わらず、ぼくなんかに「ぼく」を使う人は、とっても謙虚で、多くの人に慕われています。
noteの記事でもそうですよね。
「俺」や「オレ」と記載している人は、自分を持っているように見えますが、何だか傲慢な人柄を想像します。
「私」と記載している人は、スタイリッシュな印象を受けますが一般的ですね。
「ぼく」と記載している人は、何だか謙虚そうだし、親しみやすそうな柔らかい印象を持ちます。
読んだ記事で、『僕』と書くと何だかカタイので、
『ぼく』と書いた方が良いというのを学びました。
総じて、『ぼく』を使う人は、謙虚で。
だから故か、多くの人に慕われ、可愛がられています。
そういう性格の人が、「ぼく」をチョイスするのか、
一人称のチョイスが、そういう人格を形成しているのか、
おそらく表裏一体だと思いますが、
「オレ」も、その領域に入っていく『ぼく』になりたいと強く思うようになっていきました。
④なかなかに道は険しい・・・(笑)
一人称『ぼく』へのチャレンジです。
それは、全く出来ないということです(笑)
口に出せば良いだけなのに、出てきません。
長年浸み込んだ一人称は、変えられません。
むしろ、英語だと『I』の一択。
女性だと『わたし』でオールマイティですよね。
とても羨ましくも思いました(笑)
そこで、noteを活用しようと思いました(笑)
前述のとおり、頭の中の一人称は「私」なのに、「ぼく」に書き換えて、読者の皆さんを欺く毎日(笑)
でも毎朝、繰り返していくうちに、
頭の中のひとり言は、段々と『ぼく』になってきました。
現在では、随分と『ぼく』が染み付いてきました。
noteに書く『ぼく』は随分と出来るようになってきましたが、
発言する『ぼく』はまた、ハードルが高い!!(笑)
⑤最近になってようやく出来てきた!
毎朝noteの365日が近づくに当たり、その達成したときにどんな記事を書こう?とこの一ヶ月ぐらい考えていました。
色んなテーマが浮かびましたが、散々ぼくを苦しめてきた、この一人称をテーマに書きたいと思いました。
しかし、
これをアウトプットしてしまうことは、宣戦布告です(笑)
リアル世界でも『ぼく』を公言しなければなりません(笑)
実力不足なのに試合に挑むようなものです。
体重制限オーバーなのに測定に臨むようなものです。
あー!!こわいー!!!
でも、人って追い込まれると、やっぱり変わりますね。
まず手始めに、
初めてお会いして話をする人には『ぼく』を使ってみました。
ぼく↑、なのか、ぼく↓なのか、
言葉にしてみるとイントネーションも分からないほどです(笑)
ぎこちない『ぼく』が、オレの口から始めて出てきました(笑)
でも、やれた。良し。
次は、講座の場面で『ぼく』を使ってみました。
最初は『ぼく』って言ってたのに、途中から『私』になってました(笑)
でも、最初は言えたよな!良し良し。
妻や後輩と話すときも、「オレ」って言わないように心がけました。
上司と話すときは「ぼく」って言うように心がけました。
私の口から、少しずつ『ぼく』が出るようになってきました。
⑥『ぼく』の誕生
今日、1年間の修行を経て、
リアル世界にも
『ぼく』が誕生します(はずです(笑))
まだまだ未熟者ですが、
今後とも、
オレに、いやいや、
私に、いやいや、
『ぼく』にお付き合いのほど、お願いいたします。
今日もご覧いただきありがとうございます。
一年間、お付き合いいただき、ありがとうございます。
あー、言ってしまった。
スッキリしたー。&コワイ(笑)