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『アナログ選挙』からの前進
大きな大きな国政選挙が終わりました。
結果について取り上げるつもりはありません。
ぼく自身は、仕事として、選挙事務にあたっておりました。
内側を全て語ることはできませんが、ひとことで言うと、「めっちゃ大変・・・」
表向きに見えていないだけで、選挙事務は色んなところで相当な労力と人的コストがかかっています。もちろん全て税金です。
日本の選挙制度は素晴らしいと思います。
些細な怪しい行為も許さず、
公平に公正に、1票の尊厳を守ります。
一般的な肌感覚からすると、厳しすぎるんじゃないかなというぐらい、厳正なルールのもと、選挙が実行されていきます。
脈々と受け継がれてきた選挙制度ですが、
いかんせん、アナログです(笑)
どこで、現代版に転換するのだろうか。
ぼくには、権限も選挙制度を変えていくことへの関与もありませんので、こうした記事を書かせていただきます。
選挙には、膨大な量の紙を使っています。
紙じだいの資源と、相応の手間がかかっています。
案内のハガキも1軒1軒間違えのないように確認し、ポストインされていきます。
投票に行くと、名簿で確認されます。とっても分厚い紙の資料です。あれも前日の夜に、みんなでせっせと刷って確認してるんですよ。。。
もちろん、投票用紙もそうですね。鉛筆で書いていただいて、それを開票時にはチェックして。。
昨夜も開票所には3百人ぐらいかな?職員が残業扱いで従事していました。
今回、AI-OCRという、コンピューターでの手書き文字を読み取る機械が入っていて、かなり前進・改善になったように思います。あれ、めっちゃ良い。
他にも、ポスターの掲示板や、期日前の宣誓書など、アナログ盛りだくさんです。
いまや、ネットをはじめとした情報化社会です。
もっと工夫・改善の余地はいっぱいありそうです。
投票率の速報なんかは、スマホのアプリを使っているから、とっても速いです。
以前は電話で本部に報告していたそうなのですが、現在では各投票所から投票数をスマホに入力してもらって、集計をしています。
少しずつ改善が進んでいるのも現実です。
今回の投票率は概ね半分ぐらいですかね。
半分の人は投票し、半分の人は投票さえしなかったということですね。
投票する側も集計する側も、もっと簡素に、実施できる方法になっていくと良いなと思います。
立候補する側も、資金面の課題があると思います。
意志表面さえできれば、お金をいっぱい持ってなくても出陣できるのも理想だと思います。
少しずつ進歩・進化していっているとは思います。
でも、まだまだ古い体質が多いのも事実です。
しょっちゅうあることじゃないので、まぁこれまでどおりやるか!という気持ちも分からなくもないですが、
どこかで前進していかないといけないと思います。
一方で、完全なIT化などしてしまったりして、日本の素晴らしい民主主義の根幹が怪しくなるのも避けたいですね。
大切な部分を大切にしつつ、
より効率的により身近に実施できるような体制づくりを。
昨夜、いやぼくの時間感覚的には、今朝ぐらいですが(笑)
開票所の警備にあたっていて、
上限の月から少し満月に近づいた月が、西の空に沈むのを眺めていました。
けっして、文句や苦情を言いたいわけではなく、
こんな話題も、少しずつ表面化させていき、
話題になっていくことで、前進するものもあるのかなぁと思いました。
民主主義を守る選挙事務に従事した皆さん、お疲れさまでした。
まだまだ大変な作業も多くあると思いますが、いったん、お疲れさまでした。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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