ボランティア活動・市民活動の評価
昨日、「防災とボランティアの日」、
NPO法制定の契機となった阪神大震災から29年が経ちました。
北九州での市民活動も、実は色んなプレイヤーたちがいて、スゴイんです。
ぼくの尊敬する市民活動者たちもいて、
みんなで束になって、
このまちに次の価値観をつくっていこうって頑張っています。
そのひとつが、『NPO・ボランティアフォーラム』です。
これまでも何度もフォーラムを開催してきて、ともに学び合い、ともに刺激し合ってきました。
ボランティア活動・市民活動・NPOにとって、縁の深い日付である昨日、「次のフォーラムどうしよっか?」ということで、オンラインでのミーティングを行いました。
前回のフォーラムでは、『若い人の感性を聴いてみよう!』ということで、一風変わったフォーラムを開催しました。
市民活動に携わる、関わる、関わろうとする若者たちの感性に触れ、何だか大切なことを感じなおしたような機会となりました。
この、前回のフォーラムを企画する際にも、目的意識と言うか、課題設定、到達想定のようなものも議論していました。
ぼくなりに書いてみたところで、以下の宣伝記事です。
『点と面』
『質と量』
というようなことを書いています。
行政では特にそうなんですが、
どんな『効果』『成果』があったのかを問われます。
「評価指標」「KPI」「達成数値」というような、数的評価、量的評価が求められます。
もちろん、営利活動である民間においては、必ず重要になりますよね。
では、市民活動・ボランティア活動ではどうなのでしょうか?
大勢の何百人が参加する活動が一概に素晴らしいと言えるのでしょうか?
たった一人のために励んでいる市民活動だってあります。
つまり、市民活動やボランティア活動というのは、
数的評価、量的評価は簡単にできないということだと思います。
ぼくたちの活動も、何人参加しました。学生たちも何人来てくれましたって、数的な表現をすることが多いのですが、こうした大切な価値観を学び合ったときに、
『参加した一人の声』みたいな、点の変容や、成長や、効果もしっかりと表現してきたいなと思ったところでした。
そこで、ひとつの表現舞台に注目してみました。
『NPO法人』には、毎年度の『事業報告』をしなければなりません。
NPO法人は税制面などが優遇されているので、「お金」の部分を公開して、透明性を保ち、市民の信頼を得る必要があります。
それらを含めた『報告』を書くのですが、
様式そのものが『数的評価』がしやすいように設定されているというそもそも論と、フリーに書ける部分も、帳面消し的な書き方をしている団体が多いから『もったいない』との指摘もあります。
参考までに、ぼくたちのNPO法人好きっちゃ北九州の昨年度の報告書を添付します。
これは、全国どこのNPO法人でも、検索したら確認できるようになっていますので、応援しているところや、興味のある団体があったら検索してみてください!!
この報告書において、「もっと良い書き方があるんじゃないか!?」というのが今回の仮設です。
さて、どうなることやら・・・。
ぼくも、北九州市内の色んなNPO法人の報告書を見てみましたが、ん〜・・・(笑)
やっぱり、堅さもあるのかなぁ。
ちなみに、ウチは、こんな報告書も作っていて、提出しているんだけど、アップロードはしていただけないんです。
量が多すぎるからでしょうね。。。
写真で分かりやすくしていますし、どんな思いで活動しているかなど、そのストーリーやプロセスも書き込むようにしています。
是非ご覧ください。
市民活動での『評価』。
みんな、かけがえのない活動をしています。
多くは、ギャラも無しに「想い」だけを原資に頑張っています。
どう評価すれば良いんだろう。
そのためには、『発信』『表現』したら良いんだろう?
そんなことを学び合っていきたいと思っています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の写真は、oco|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
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