コロナ禍による子どもの成長への影響?子どもの年代別の違い
昨日、学期末の保護者懇談会がありました。
通知表を事前に保護者に見せていただき、学校での状況や学習の理解度などを確認します。
我が家は、中学校×1、小学校×3人の、4箇所のリレーです。
先生たちも配慮してくださって、時間が重なったり、空きすぎないようにしてくださっています。
いつものごとく、保護者懇談会は、夫婦揃って、お休みをもらって一緒に行きます。
妻は週休日を合わせ、ぼくは『子育て支援休暇』をいただいています。
こうした休暇制度があるのは、とても助かりますよね。
なぜ、夫婦揃って懇談会に行くか書いた記事です。
さてさて、
通知表の結果に愕然としたり?(笑)
先生たちと色んな話をしましたが、
我が子だけに留まらない大きなお話をしてくださって、とても印象に残っています。
コロナ禍が、子ども達の成長に大きく関わっているとのことでした。
先生は世間話程度で話してくださったのだろうと思いますが、他の学年とも照らし合わせて、なるほどなぁと思いました。
冒頭のコロナ禍での授業風景のイラストは、ガンT/元小学校教師|noteさんの描かれた作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
①現小学校1年生(年中児からコロナ禍)
ウチの末っ子は小学校1年生です。
この担任の先生が話してくれたことです。
とてもとても経験豊富な頼りがいのある先生です。
先生いわく、
年中児・年長児からコロナ禍を経て、入学してきたこの学年。
これまで見てきた子ども達と違いがあるそうです。
一言で言うと、おとなしいそうです。
もちろん、無邪気、やんちゃなんですが、
人どうしで、深く関わる言動が少ないそうです。
これぐらいの年齢では、取っ組み合いになったり、言い合いになったり、日常茶飯事な頃ですが、それが全然ないそうです。
おそらく、
保育園・幼稚園での、年中・年長児の頃って、まわりの子ども達との付き合い方が進んでいく頃です。
遊び方も、ひとり遊びや自分本位な遊び方から、まわりの子たちとの遊び方にシフトしていく時期です。
その頃を、マスクして、距離をとって、触れ合わないように遊んできている学年です。
1年生になって、そうした成長の過程の違いが見えているそうです。
能力的に顕著なのは、体育と音楽とおっしゃっていました。
体育では、マット運動などの基本的な運動がちょっと苦手。
音楽では、歌をあまり歌ってきてないし、鍵盤ハーモニカは使ったことないという状態だそうです。
たしかに、分かる気がする・・・。
②現小学校3年生(1年生からコロナ禍)
次に、姉の小学校3年生で考えてみたいと思います。
この子たちは、ピカピカの1年生になって、初めてランドセルを背負って登校する、入学式ができなかった世代です。
友達100人できるかな?
初めて飛び込む環境で、大勢の人たちと会います。
みんなマスクをしていました。
この子たちの学年を見ていると、
友達付き合いが苦手というか、打ち解けるまで時間がかかったように思います。
休日に、友達どうしで約束して遊んだりとか、あまりないですね。
とってもかわいそうなのですが、
親どうしで知り合い・友達が一番少ない世代ですね。
各種イベントをやっても、保護者の参加がとても少ないですね。
となると、子どもの参加も少ないですね。
関わり始めのスタートとなる1年生のときに、動きが完全に止まっていた世代です。
コロナ禍との関連があるのかなぁ?
③現小学校5年生(3年生からコロナ禍)
さらに、お兄ちゃん、現小学校5年生です。
多感な時期は大丈夫で、3年生からコロナ禍に突入しました。
子どもどうしの付き合い方は、
先ほどの1年生、3年生とは真逆ですね。
暇さえあれば遊びに行くし、すぐ取っ組み合い、ケンカ・・・(笑)
でも、逆に、3年生・4年生あたり、だんだんと上級生になっていく時期に各種制限がかかり、イベントもできない。
『協調する』っていう過程がちょっと抜けてきていたのかもしれません。
そんな雰囲気で、5年生はちょっと荒れ気味?かも。
④現中学校3年生(中学1年からコロナ禍)
最後に長男坊の学年です。
小学校の卒業式が変則的にどうにかできて、中学校の入学式ができなかった世代です。
他の小学校から来た初めて会う子たちが同じ中学校になります。
どうしても、同じ出身の小学校の子たちと固まりがちだったようです。
極めつけは、2年生の学年委員会のときに保護者から出た意見で、『集合写真が無い』っていう状況に気付きました。
その後、先生の計らいで、集合写真をいただき、初めて、子ども達も保護者も集合写真を見ました。
それでも、みんなマスク(笑)
この世代は、思春期に突入する頃にマスク姿です。
マスクを外したくないって言う子も多いそうです。
人間関係をマスク越しに感じてきた世代ですね。
今でも、とてもおとなしい学年で、友達付き合いもスロースターターのような感じですね。
ぼくの主観や、ぼくのまわりだけを、「世代」「年代」で論じてしまってはいけませんね。
あくまで、ぼくの目線だけの記事ということでご了承ください。
また、コロナ禍と子どもの成長との関わりも、そんなに簡単に論じて良いものではないと思いますので、その点もご了承ください。
この記事に至るのに、もうひとつきっかけがありました。
大阪府だったと思います。
過疎化が進む地域で、学校の統合などで、『バス登校』の学校があるそうです。
愕然と表面化してきたのは、
『子ども達の体力低下』だそうです。
短距離走をしたら、全国平均に大差があるそうです。
登下校時に、歩く。
子どもですから、そこで走ったりもあるでしょう。
そんなところが体力低下を産んでいるそうです。
ぼくが見たその記事は、『足を速くする』チャレンジでした。
でも、子ども達の成長が、そんなところからリンクしているんだなぁととても心打たれた記事でした。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
これは、とても大事な記事です。
ぼくたちのNPO活動の基本になる話です。