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#6プログラミング思考の育成
現代社会では、
プログラミングの知識だけでなく、
問題解決能力や論理的思考がますます重要視されています。
プログラミング的思考とは、
物事を分解し、一つひとつ解決策を考えて実行する力のことです。
幼児期からこの思考を自然に身につけることで、将来的な学びや挑戦に対して柔軟に対応できる基礎が育まれます。
ここでは、
幼児期から楽しくプログラミング的思考を取り入れる方法をご紹介します。
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プログラミング的思考力を育てる方法とは?
1. 日常の問題を「分解」して考える
プログラミング的思考の基本は、複雑な問題を小さな部分に分解し、順序立てて解決する力です。
例えば、子どもと一緒に遊んでいるときに、
「どうすればこのブロックで大きな塔を作れるかな?」と問いかけ、その過程を段階ごとに考えさせることで、物事を分解して順番に解決する力が育ちます。
さらに、日常の中でも
「今から家を出るまでに何をすればいいかな?」といったタスクを子どもと一緒にリスト化することで、計画的な行動が身につき、プログラミングのように一つひとつ問題をクリアするプロセスを学ばせることができます。
2. アナログな遊びを通じて論理的思考を育む
幼児期においては、デジタルなツールを使う前に、アナログな遊びを通じて論理的思考を育てることが重要です。
例えば、パズルや積み木、ボードゲームなどを使い、「どうすれば完成するかな?」と子ども自身に考えさせる時間を持ちましょう。
これにより、子どもは自分で問題を分析し、
最適な手順を見つける力を養います。
また、親子で一緒に「指示を出す遊び」も効果的です。
例えば、親が「前に2歩進んで、右に曲がって」といった指示を出し、それに従って子どもが動くというゲームを通じて、論理的に考えるプロセスを体験させることができます。
3. プログラミングアプリやゲームを活用する
近年では、幼児向けのプログラミングアプリやゲームが多く提供されています。
例えば、画面上のキャラクターに指示を出して目的地まで誘導するタイプのゲームや、簡単なプログラムを組んで動かすロボットキットなどが人気です。
これらを使うことで、子どもは遊びながら順序立てて問題を解決するプログラミング的思考を楽しく学べます。
特に、画面上でキャラクターを動かすような簡単な操作でも、「この動きをするためにはどんな指示を出すべきか?」という問いを自然に考えさせることができるため、幼児でも無理なく取り組むことができます。
4. プログラミングに関連する書籍を読む
幼児向けのプログラミング関連書籍は、プログラミング的思考を育むための優れたリソースです。
子ども向けに書かれたストーリー形式の本や、簡単な課題が出される本を一緒に読むことで、プログラミングの基本的な考え方を楽しく学ぶことができます。
特に、ストーリーに沿ってキャラクターが問題を解決していく内容の本は、子どもにとっても親しみやすく、日常の生活とプログラミングの考え方を結びつけやすくなります。
5. if〜,be. if〜,then.会話を活用する
プログラミングと聞くと「コードを書く」ことを思い浮かべがちですが、幼児期にはまずコードを使わずに論理的な考え方を身につけることが大切です。
例えば、「もし○○したら、△△になるよね?」という条件分岐を使ったゲームや、迷路を解く活動などを通じて、プログラムの流れを自然と理解できるようにしましょう。
また、日常の中で「もし雨が降ったらどうしよう?」などの「もし〜だったら?」というシナリオを一緒に考え、実際の行動に結びつけることで、論理的な思考を鍛えることができます。
幼児期にプログラミング的思考を取り入れることで、子どもは問題解決能力や論理的思考を自然に身につけていきます。
遊びや日常の活動を通じて楽しく学びながら、
将来の学びや挑戦に対する柔軟な思考の基礎を築いていきましょう。