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大切な人を亡くした話

まあ暗い話で恐縮ですが。
大切な人を亡くした。

こんな時もジャーナリングは良いらしい。なので私も今の気持ちを書いてみる。そうしないとどうも進めそうにない。
あまりに個人的な内容なので有料にしてるけど、同じ経験をした人には慰めになるかもしれない。

私が今とても癒されるのは、周りの人に助けてもらうこと、そして小さな進捗を感じることだ。

周りの人に毎日助けてもらい、気にかけてもらい、人間っていいなと心底思った。感謝の念でいっぱい。また突然人生計画が破壊された無力感から、今まで以上に日々の小さな達成感が必要であることをつくづく感じた。
こんな状況の中でも、自分が何かしら成長(というよりは復活)し、一歩でも前に進んでいることを感じると、心が癒される。

でもなんせ初めての衝撃的な経験なので、何をどうすればいいかわからない。そんな私に強い指針を与えてくれたのがこの本。大事な人を亡くした喪失体験とそこからの再生を書いた素晴らしい本、Facebookの元COOシェリル・サンドバーグの『オプションB』。

これは夫を亡くしたシェリルが、そこから立ち直るためのレジリエンスを高める方法を書いた本で、私の大好きなアダム・グラントとの共著だ。レジリエンスとは、逆境においてどれだけ力強く素早く立ち直れるかを決める力で、自分で鍛えることができる。
理想的なオプションAばかりを選択し続けることはできない。誰しも多かれ少なかれオプションBを選ばざるを得ない時がある。その時に誰もがオプションBを最大限に活かせる方法を探る本である。

この本は以前読んでいて、「私の親しい人が、誰か大切な人を失ったら勧めよう」と思っていた良書だ。まさか私自身が再度読むことになるとはね。

この本を読むと、絶望的な現実においても、未来に希望を持つことができる。故人と、自分と、残された周りの人のために、何かをしようという行動力が湧いてくる。


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