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ヘモグロビン値だけでは貧血かどうか分からない

うつ病やパニック障害の原因にもなってしまう「低フェリチン」について今日は少しお話します。

フェリチンとは、真の鉄不足の指標となるものです。

日本で行う一般的な健康診断ではフェリチン値まで見てくれません。

ヘモグロビン値を見て、貧血かどうか判断します。

でもそれって、実はけっこうヤバいことなんです。

なぜならヘモグロビン値が正常でもフェリチン値が低下していれば貧血の症状が現れます。

  • めまい

  • 立ちくらみ

  • 息切れ

  • 動悸

  • 頭痛


などが普通に現れます。

病院では貧血だと診断されなかったけどな?
あれ?おかしいな・・?

とか言ってるあいだに「鉄欠乏性貧血」になってしまうことも。
(私がそうでした。長年放置して病院で詳しい血液検査したらフェリチン値が壊滅的な数字でした)



フェリチン値とは

フェリチン値とは、鉄の貯蔵庫のようなものです。

内部に鉄を蓄えることができるタンパク質で、肝細胞などを中心に全身に分布しています。

たしかにヘモグロビン値も大切なのですが、それと同じくらいフェリチン値も大切です。

分かりやすく言うならば、ヘモグロビンが財布の中のお金。
フェリチン値が銀行に貯めているお金です。

財布にお金をある程度入れていたとしても、銀行預金がゼロであれば意味がありませんよね。

財布の中のお金を使い切ってしまえば、無一文です。
野垂れ死にます。

ヘモグロビン値は満たされいるけど、フェリチン値がゼロに近い、とはそのような状態のことです。




日本は貧血大国

日本が「貧血大国」と言われていることを知っていますか?

他国では国民が貧血に陥らないように、様々な政策をとっている場合が多いのですが、日本はそこに関しては無策です。

(例:欧州諸国では小麦粉に鉄やナイアシン、葉酸などを添加することが義務づけられており、そのおかげで貧血者がかなり少ない)


日本では鉄不足解消の政策はとられていませんが
昔から「ほうれん草やプルーン、ヒジキを食べて鉄分を摂ろう!」みたいな風習がありますよね。

でも、それらの食べ物に含まれているのは非ヘム鉄です。

非ヘム鉄の吸収率は2~5%と非常に低く、まったく当てになりません。

ほうれん草だけで1日分の鉄を摂取しようとしたら、とんでもない量を食べなければなりません。

胃袋破裂します(笑)
 


そして悲しいことに、日本人が食事から摂取する鉄の85%が非ヘム鉄だと言われています。

ヘム鉄の摂取はたったの15%です。

  

つまりどういうことかというと

「健康的な日本食を続けていたら鉄欠乏になる」ということです。

吸収率がたったの2~5%の非ヘム鉄を、毎日せっせと摂取したところで、鉄不足は全く解消されません。

 

欧米人は日本人の3倍近く肉を食べますし、日頃から鉄入りの小麦粉で作られたパンやピザ、パスタを食べています。

そのおかげで鉄欠乏の問題が解決されているのです。

 

欧米のオーソモレキュラー療法の本には「貧血者はいない」という前提で話が進められているくらいです。

欧米のこのような食生活を参考にし、日本人ももっとヘム鉄を積極的に摂る必要がありますよね・・・。

特に女性。

 月経のある女性の場合、毎月20~140mlもの血液を失います。

そのため、意識して鉄を摂取していかないとあっという間に貧血になります。

(男性はホルモンの働きによりヘモグロビンを体内で生成することができます) 

あと「鉄欠乏性貧血」は長年放置していると死に至ることもある危険なものなので、本当に気をつけた方がいいです。

 鉄不足と精神疾患は深い関連性があるので、それについてはまた今度お話しようと思います。




まとめ

これは信じがたいかもしれませんが、厚生労働省が発表している日本人の栄養摂取基準を守っていると、女性ならほぼ100%鉄とタンパク質不足になります。

心身ともに不安定になって、当然です。
質的栄養失調なのですから。

それに関してもまた今度お話しますね!

ちなみに私は分子栄養学を勉強し、食生活を変えてからは体調がかなり良くなり精神的にも安定しています。

高タンパク、低糖質を実践していけば、必ず体調は改善されていきます!
他にも色々あります!

うーん話したいことがありすぎるのでやっぱりまた今度にします。
みんなで健康になりましょう!(^^)/

今日はそんな感じです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

ではまた☆彡

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