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hiroshinoma
#736 追悼:スヌーピーも感謝していると思います
谷川俊太郎さんが亡くなりました。詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。どの分野においても日本の文学界を引っ張る存在だったことは疑いはないでしょう。
私と谷川氏との出会いは、小学校の教科書に載っていた『生きる』
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
小気味良いリズム、カッコ良いカタカナ、
彼の紡ぐ言の葉は、私に「文字」の楽しさを教えてくれました。
彼の活動の中で個人的にとても嬉しかったのが、漫画Peanutesの翻訳を担当してくれたことです。
彼の翻訳は、シュルツ氏の哲学的な示唆を、原文から抽出しています。
英語教師の時は、幾度となく教材として使用させていただきました。
私にとって生きるとは何か
それはピアスで、アリストテレスで、エゴン・シーレ
自分の存在が誰かのためになること
想像力を働かせ、これ以上誰も傷つけないと誓うこと
謹んでご冥福をお祈りいたします