# 115 学校における学びは「可能性」の提示

人は現在を軸にして生きています。

「今必要なこと」を学ぼうとする

これは非常にわかりやすい感覚だと言えます。

資格・受験・仕事など

今自分が直面している問題に目がいきがちです。

一方、学びとは「未来」に対する可能性の提示

「今」に目を向けるだけではなく、「未来」を見据えて学ぶことで

自身の将来を豊かにしてくれます。

企業に就職した友人から

学校のカリキュラムはだめだ。
仕事を始めて、経済に対する知識がどれだけ大切かがわかった。
だから学校でもそういう社会に出て役立つことをもっと教えるべきだ。

と言われたことがあります。

今仕事をしている友人にとって経済は「今」であり

高校時代の彼にとって経済は「未来」だったのでしょう。

私たちは「その瞬間」の連続を通じて生きているがゆえに、「未来」に感度が「今」よりも薄くなりがちです。

しかし、「今必要なこと」のみに焦点をあててしまうと、ある意味では学びがそれはいきあたりばったりになってしまいます

今よりも少しでもいいので

「未来」を見据えた学び

もまた大切なのだと思います。


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