熱帯夜エッセイ(同居人と付き合うことになった)
同居人が彼氏になった。
同居する前に同居人に「付き合ってよ。」と言われていたが、それを断り、同居しても頑なに付き合わなかった私だが、少し前から同居人と付き合うことになった。
Twitter(X)で同居人のことや、同居してからのことをツイート、いや、ポストしていた。
そのおかげで応援(？)リプを頂いたりしていたので一応Twitterで報告しよう...と思い、昨日の夜に同居人と付き合っていることをポストしてみた。
昨日の今日だが、53人もの方がいいねしてくれた。
リプもいくつか頂いて、そのリプがラブに溢れていてとても嬉しかった。
下手したら付き合っていることよりみんなのリプの方が嬉しかった。(付き合ってるのも普通にハッピー)
同居人が彼氏になった経緯だが、
以前から「付き合ってよ」とは言われていたものの、恋愛感情がなかったため断っていた。
同居人と暮らすようになってから、同居人がとても優しい心の持ち主だということが分かり、私にもとても優しく接してくれたこともあって、結構好きになっていた。
(なんかこれだったら付き合いたいかも〜！好きかも〜！)
と思った私だが、自分から「好きだから付き合って」と言い出せなかった。
ある日ベッドでゴロゴロしている時に、
「ハムちゃんずの彼氏になりたい？」
と聞いた。
あまりにも上から目線すぎる。
どうも私は天邪鬼が過ぎるようで、
自分が好きなのに「私の彼氏になりたい？」という何様やおまえ発言をしてしまった。
以前「付き合ってよ。」と言われたこともあってか、まあこう言えば彼氏になってくれるやろ。といった変な余裕もあった。腹が立つ女だ。
案の定同居人は
「なりたい。」
と言ってくれたので、
「じゃあなりなよ。」
というまたしてもおまえ何様やねん発言をしてしまった。天邪鬼にも程がある。
かくして私達は彼氏彼女になったのであった。
既に同居して2ヶ月が経とうとしているが、今までよくわからない関係だったため、同居人が彼氏になったのが変な感じだった。
「私ら”0日同棲”じゃん。」
と言って笑ったりした。
今流行りの0日婚も、こんな感じで始まってるのかな。と思ったりした。
同居人に、
「”昨日同居人と付き合うことになった。”ってツイートしたら、みんないいねくれたりリプくれたりしたよ。」
と言ったら
「すごい...質の良いフォロワー達だ...。」
とかなんとか言っていた。嬉しいらしい。
付き合う事になってからも、
特に生活が変わる事はなかった。
いつものように夜ご飯を食べ、
たまにカレーを作ったり、
おでかけしたり、
私の元気がない時は
「ハムちゃん偉い！」
と褒めてもらったりしてなんとか生活している。
同居人もTwitterをしており、見る専門らしいが、
この前横からスマホの画面をチラッと覗いたら
エロい女がエロいポーズを取っていた。
「エロ垢見てる！なんで男ってエロ垢見るんだろうな。嫌だわ〜！」
と言うと、
「目の保養に見てるだけだから。」
というムカつき発言をしてきたので、
「目の保養ってハムちゃんずは目の保養にならないってことですか！？」
と言うと慌てたように私を褒めてきた。
男ってなんでエロがないと生きていけないんだろうな。
ちょっとムカついたので、
「お前が見てるエロ垢と裏垢女子、ぜーんぶAIだから！」
とエロ垢を下げてみたりした。
最近私は夜型生活に戻ってしまっていて、寝るのが夜中の3時ごろにになっている。
同居人はどうしても私を朝型生活に戻したいらしく、昨日は問答無用で22時に薬を飲まされ、ホールドされながら寝床についた。
(全然眠くないんだけどな...)と思いながらベッドに入ったが、やはり眠くならなかった。薬の効きも悪かったので目がギンギンに冴えていた。
(ベランダで煙草吸いて〜)と思い、
「ベランダに行ってもいい？」
と聞いたが、
「だめ。また眠くなくなって朝まで起きてることになるよ。はいはい寝る体制に入ってください。」
といなされてしまった。
ホールドされているものだからベッドからも出れず、15分くらいギンギンに冴えた目で天井を見ていた。
15分経つと、同居人から寝息が聞こえ、ホールドが緩くなっていた。
(今がチャンスや！)
と思った私はなんとかホールドから抜け出し、ベランダで煙草を吸った。
そしてやはり3時くらいまで起きていた。
今まで約10年くらいは夜型生活だったので、朝型生活になかなか戻せない。こちらに来た当初は10時起きを頑張っていたが、ここ最近はまた夜型生活に戻っている。
相変わらず仕事に行った同居人から11時ごろに「起きてる？」とLINEが来るが、最近はそれに「起きてる！」と返すのが15時ごろになっている。
しかし相変わらず「ハムちゃんえらい！」と返ってくるので、同居人はなかなかに私に甘い。
今日は同居人が友達と夜ご飯に行ってしまったので、暇になってしまい
熱帯夜の中、ベランダで煙草を吸いながらこんなnoteを書いている。
明日からばあちゃんちに1週間程帰るので、嬉しい。
こちらの生活も良いが、やはりばあちゃんが恋しくなる。
明日からばあちゃんと一緒にいられる。
ばあちゃんは私と一緒にいる時、
「ポンポンしてえな。」
と肩叩きを要求してくるので、
明日からたくさん肩を叩いてあげようと思う。
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