ADHDの人はなぜ睡眠効率が悪いのか考察してみた
ADHDの人はなぜ睡眠効率が悪いのか考察してみた
2022.11.26
おはようございます。
11月に入ってから、すっかり起きるのが遅くなってしまいました。
6:00に起きれればいい方で、6:30~起きが増えてしまっています。
9,10月は4:30~5:30起きがメインだったので、かなり時間に余裕があったのですが
すっかり堕落してしまっています。『継続ができない』ADHDの悪い所が出てますね。
普通の人なら効果的な改善策を思いつくのでしょうが、私の場合無理して早起きすると
日中眠くて仕方ない、異常なほどストレスが溜まる等生活に支障をきたしてしまいます。
全てが嫌になって7:00過ぎに起きるようになるのが最も恐れていることなので、
しばらくは出来る範囲で早起きして、少しずつ修正をかけていきます。
ADHDは睡眠効率も悪かった
発達障害に気づかない大人たち (祥伝社黄金文庫) | 星野仁彦 |本 | 通販 | Amazon
今この本を読んでいるんですが、ADHDの項目の症状の解説が私にほぼ全て当てはまっていて驚きました。
入門書の中では最も詳しく発達障害の解説が書いてある本かも。
この本の中には、ADHDの人はその特性故に何をするにも効率が悪いということが書いてあります。
特性(不注意・多動性・衝動性)故の効率の悪さについては他の本でも勉強しましたし、自覚も大いにあります。
そもそも優先順位が付けられずにタスクが溜まりがちで、物事の処理効率が悪い。
かつ1つ1つのタスクの処理方法も間違っていたり脱線するので処理に時間がかかる。
報連相や引継ぎもめちゃくちゃなので他の人との連携も取りづらいという特徴があるからです。
知能が高かったり、不注意傾向が少ない場合は能力の高さでカバーするか、
持ち前の多動・衝動性をいい意味で活かして乗り越えられるのかもしれません。
しかし、凡人以下の能力に強い不注意傾向が重なると地獄を見る事になります。
この本を読んで驚かされたのは、上記の効率の悪さは実は睡眠にも適用されていたということです。
眠りにつこうと思ってから眠るまでも定型(非発達障害)の方より時間がかかり、眠れたとしても
脳が休息を取ると言われるノンレム睡眠よりも体は休んでいるが脳は覚醒しているレム睡眠の時間が多いというのです。
結果として、例えば8時間眠れたとしても実質4~5時間程度の睡眠効率しか取れていないという話が書いてありました。
これを読んだ時はまさに目から鱗でしたね。
長年の疑問、早く布団に入って、寝ても寝ても眠いという症状がなぜ起こるのか、言語化できたからです。
単にロングスリーパーで人より長く寝ないと疲れが取れない体質なのかと思ってましたが、
睡眠の効率がめちゃくちゃ悪いせいで長時間の睡眠を取らないと人並みの睡眠効率が得られないという話だったようです。
発達障害の自助会に参加すると、かなりの確率で睡眠障害を抱えている方に出会います。
『なぜだろう?』と考えていても答えが出なかったので忘れてしまっていたのですが、1つの答えが得られた気がします。
もちろんASDや混合型の方もいらっしゃるので、ADHDとはまた違った理由で睡眠が取れていないのかもしれませんが。
今日はこの話が出来ただけでだいぶ満足してしまいました。
出勤時間も近づいているのでこの辺で終わりにします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
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