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味噌仕込み

昨日、やろうやろうと思っていた味噌をやっと仕込むことができました。
赤ちゃんと一緒の生活の中で味噌を仕込むのは、不慣れな私にとってはなかなかのものでした。圧力鍋を持っていないので二つの普通の鍋でほぼ一日豆を煮ていました。でも、あるものでどうにかやり終えたという満足感がありました。

私が初めて味噌を仕込んだのは、6年ほど前です。
結婚して京都の宮津、宮津の中でも田舎と言われてるところに住むことになった私は、近所の方々に誘ってもらって参加させてもらうことになりました。この味噌作りというのは大豆を育てるところから始まります。
「え?豆から?」と思いました。
春に種となる豆を植えて、芽が出てきたら鳥よけの網を張って、夏には雑草を抜いてと、色々あるのですが、私はおじいちゃんとおばあちゃんの後ろからついてまわり、あまり役に立ってはいなかったけど楽しく参加させてもらっていました。味噌の仕込みは2月頃にはじめるのですが、まず、米麹を作りました。
「え?米麹からするの?」と思いました。
皆んな家で育てたお米を持ちよります。私は夫の実家で育てているお米をもらって持っていきました。
隊長は80歳過ぎのおばあちゃんで、「麹菌持ってきたよ〜」と言って現れました。買った材料は麹菌のみでした。
麹菌と蒸した米を混ぜて、育苗機という機械に入れて一週間ほど定期的に様子を見ながら米麹を作りました。
「昔はね〜こたつの中に入れたりして発酵させたんや〜」と言っておられました。お米を蒸すのも薪をとってきて外で羽釜でやったりと、何もかも新鮮すぎる体験でした。おばあちゃんやおばちゃんに言われるがままに動いていただけでしたが、とても楽しかったです。
私の味噌仕込みデビューはこんな感じでした。素晴らしい体験でした。

最初の年は1人で、次の年は生後4ヶ月の息子を連れて、その次の年は1歳の息子を連れて、1歳の息子は公民館を縦横無尽に歩き回ったりお米に手を突っ込んで感触を味わったり、それはそれは楽しそうにしていました。おばあちゃん達も息子に寛大に接してくれてとてもありがたかったです。

今は、夫の転職で京都市に住むことになったので、あの味噌チームで味噌仕込みができないのが残念です。
「おばあちゃん達がいないと味噌作れない!」と引っ越してからは味噌仕込みをしていませんでした。でも今年はあの経験を思い出しながら豆を潰したり混ぜたりするのが楽しかったです。
来年は息子と娘と一緒にできたらいいな〜と思ったりしました。
(実際は、ややこしくなりそ〜〜〜〜と思って1人でやってしまいそうですが・・・。)

読んでくださりありがとうございました!




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