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ことばって深すぎる 〜『言語の本質』〜 【新書チャレンジ5】
夏休み新書チャレンジ4日目は、こちら↓↓↓
昨年5月に発売されて以来、ずっと売れているようで可愛らしいイラストのカバーが付いた本を書店で見かけました。あれ、欲しかったかも……笑笑
ことばって一体何なんでしょうね?
思考や感情など何かを人に伝えるにあたってヒトが一番に使うもの、考えの全体像を切り取って表現するもの、だと思っていたのですが、この本を読んでいると深すぎて深すぎて、すっかり「言語沼」にはまってしまいました。
推しとか夢中という意味合いの「沼」というよりは、本質的な文字通りの「沼」ですね。つまり、「泥沼」? 「泥縄」じゃないだけまだいいか……
本書ではオノマトペのことが書いてあります。日本語はとてもオノマトペが多い言語です。英語を商売道具として使う通訳者として、人からよく「英語ペラペラなんでしょう?」と言われることがあるのですが、自分自身はそんなこと、思ったこともない、というのが実感です。なぜかというと、まさにオノマトペのせい、なのです。オノマトペをフルに活用して話す日本語と同じレベルの英語を話すことはとうてい無理、としか思えません。よくてせいぜい日本語6割程度でしょうか。私の感覚ではオノマトペが使えないと言葉に「色」が足りないのです。日本語がフルカラー128色の色鉛筆を使って話しているのだとすれば、英語ではせいぜい12色ぐらいなものです。
そういう実感があるので、本書に書いてあることはとても響きました。
「言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである」と本書にあります。AIが大きくクローズアップされてきてからというもの、人間とは何かについて考えることも増えました。そういう意味でも記号論、哲学、社会科学、と全方位的に内容が発展する本です。面白そうなところをつまみ読みするだけでもウンウンと思うところがあると思います。
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