「管理者」が経営者に対して抱いている悩みを先ず紹介します。
「経営者が何を考えているのか分らない」、「経営者とのコミュニケーションが上手く行かない」、「経営者と考え方を共有できれば、もっと高いレベルで管理力を発揮できる」などです。これらの悩みが示すとおり、経営者と管理者の間には両者を隔てる壁が存在します。皆さんが活躍すればするほど、この壁を強く感じるようになり、悩みを一層深くします。
何故、壁が存在するのでしょうか。その必然性はどこにあるのでしょうか。管理者は、この壁の存在を前提として、経営者とどのように向き合えば良いのでしょうか。
この問に答えるために経営者の頭の中を先ず覗いてみましょう。
当然のことですが、彼らの頭の中核にあるものとは、「会社の目的を如何に達成するか」です。この中身についてはQ&A形式で見て行きましょう。
Q&A形式で覗く「経営者の頭の中」
Q1. 経営者にとって「会社の目的」とは何でしょう?
Q2. では、会社の「生存条件」と「成長条件」とは何でしょう?
Q3. それでは、尊い「利益」をどのように確保すれば良いのでしょうか?
Q4. 2層構造になる必然性はどこにあるのでしょう?
以上の通り、経営者と管理者との間には明確な役割分担があり、これが壁を作っています。このもとで、管理者は経営者とどのように向き合えば良いのでしょうか。
皆さんが自分の役割について、「チーム目標を達成できればそれで良い」と考えているのであれば、先ず発想の転換が必要です。管理者であっても、現ビジネスモデルの有効性、収益性に関心を持つ。これが経営者と向き合うための第一歩です。
管理者の皆さんは、PDCAを回す中で、「担当地域の経済・市場情報」、「競合他社情報」、「お客様の商品・サービス評価情報(ライフステージ情報)」を沢山得ています。これらの情報を経営者にしっかりと連携し、一緒になって、現ビジネスモデルの有効性・収益性について議論して下さい。これで経営と現場が繋がります。この結果、皆さんは、経営への貢献はもちろんのこと、これまでにない成長実感を味わうことになります。
ご参考:インソースの関連研修
以上、経験豊富な元メガバンク経営企画部長のエグゼクティブ・アドバイザーが語る、「経営者の頭の中を覗いてみよう」のお話でした。
ご紹介している関連研修は全て、1名さまからお気軽に、かつお好きな開催日時を選んでご受講いただけます。ぜひ、気になるタイトルの講座を1つでもクリックして覗いていただければ幸いです。
それでは本日も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
▼元メガバンク経営企画部長が綴るnoteのご紹介📚