わたしの心を守る、SNSとの付き合いかた。
「SNSを見ているとしんどくなる。」
そう言っていた女の子いました。
「こう思われていたらどうしよう」「自分が嫌な気持ちにさせてたらどうしよう」とどんどん悩んでは何もできずにその場で立ち止まってしまう。
ああ、そうだった。
私も昔、それでずっと悩んでいたなぁ。
振り返ってみると、私がSNSを見ている時にしんどくなってしまったのはこのようなことでした。
無数の誰とも知らない他人の言葉にいちいち一喜一憂してしまう。
いろんな情報が溢れ過ぎて処理が追いついていかないことがわりとある。
攻撃的な言葉、スキャンダルやゴシップが流れてくるともういっぱいいっぱい。
見たくないのに見てしまうという負のループ。そしていつの間にか時間が溶けていく。
一つでも当てはまる人は私と近いかもしれません…!(勝手に仲間意識)
巷ではよく「そんなに嫌なら見なきゃいい」とか「デジタルデトックスをするといい」と言いますが、スマホをまったくいじらなかったり、SNSを一切見ないということ自体、難しすぎやしませんか…!
本気で電波が通じない無人島に一年間行くくらいの覚悟じゃないと私はスマホを見てしまう、立派なスマホ依存症になっていると思う。
やってくれたぜ、スティーブ・ジョブズ。
そんな私でしたが、昔に比べてSNSを見ても心が極端に乱れることも落ち込んでしまうこともほとんどなくなりました。
今日はSNSとうまく付き合っていく上で私なりにやっている心の守り方、切り離し方を書いてみたいなと思います。
良かったら最後までお付き合いください。
𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧
自分事にし過ぎない
私は若い頃、人の話しに共感しすぎる節がありました。
他人の感情にうまく線引きすることができず、自分のことでもないのにずっと考えてしまうことがあったんです。
だからか相談にのるのがどうにもこうにも苦手。
自分のことも他人のこともいろーんなことをごちゃごちゃと考えるものだから、私のこじんまりとした脳みそでは処理が追いつかない。
今目の前にあることに目を向けることができずに、いつも漠然とした不安に押し潰されそうなことがよくありました。
その気質のままSNSを見てしまっていて、心がどんどんと疲弊…
そんな私がとても大切にするようになったのは、自分事にしすぎないということ。
メンタルが安定している人ほど自然にやっているなと感じるのですが、「自分は自分。他人は他人」とハッキリ線を引けるということ。
線を引くって自分には関係のないことだって割り切るってこと?それって冷たいって思われないかなぁ…なんて思わなくても大丈夫。
ただ自分の力でどうにもならないことに心を痛めることをやめただけなのです。
勝手に偶像を作らない
SNSにのめり込みすぎると、相手の投稿に一喜一憂したり、反応が気になったりします。
でもそれは自分が作り出した「そう思われてるかも」の偶像にすぎなくて、ほとんどが相手はまったく気にしてないことが多いように思う。
取り越し苦労ってやつですね。
特に音声配信はアイコンが絵だからか妄想が膨らんでしまいやすいのかもしれません。
実は自分が勝手に「相手がこう思っているのかも」を作り出してしまっているだけ。
相手がどう思うかよりも自分がどうしたいかを優先する。
だってこれは私の人生だもの。
発信されてるのは全て過剰になっているものだと理解する
以前のnoteにも書いたのですが、石原さとみさんが何かの会見の時に、SNSの投稿について話しをしていたのを見かけたことがあります。
確かに目に止まる投稿って「ものすごくいいこと」や「ものすごく悪いこと」の両極端のようなことが多い気がする。
他人の「ものすごくいいこと」は羨ましさからか自分と比べてしまうこともあるし、他人の「ものすごく悪いこと」でこの世の終わりくらい嫌な気持ちになることもありますよね。
だからこそ、これは過剰なことなんだなぁ、お気持ちを言いたくて仕方ないんだなぁと達観して見てみると心が楽になります。
嫌な気持ちになった時はお部屋の掃除
見ようと思って見るならいいけれど、なんとなく流れてくるものを見てしまって、嫌な気持ちだけが残ったりするんですよね。
言葉から受けとるエネルギーというのはわりとダイレクトにくるもので、スマホという小さな画面の中に閉じ込められてしまいそうになったこともありました。
私は元々テレビが苦手なのだけど、自分が予期しないものまで流れてきてしまうから苦手だったのだと思う。
なんだかモヤモヤして、心が晴れない。
そんな時は窓を開けて部屋の空気を入れ替える。
大きく深呼吸して自分の体に酸素を入れる。
夜だっていい。
夜のしんとした空気を思いっきり吸い込む。
それからとにかく部屋をピカピカにする。
何もかも忘れて没頭するくらい、もうこれ以上掃除するとこないよ!ってくらい、昨日もやったよ!と思っても、自分の心にこびりついた黒いものを落とすように床や便器やシンクを丁寧に丁寧に磨くのです。
自分の心だと思って磨いたらピカピカになった時に嬉しい気持ちになる。
もしもっときれいにしたいと思うなら、物をどんどん捨ててもいいかもしれない。
部屋も心も、余白があるのが一番ですから。
きれいな部屋で温かいお茶を飲みながら本を読む。
そしたらSNSの嫌なことなんて大したことはなくて、いつの間にか忘れちゃう。
𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧
SNSでもリアルでも「楽しい」という感情ってすごく大切で、そうでなくなったら立ち止まって一回見直したほうがいいかもしれない。
発信の方法も受信の方法もツールも無数にあると思うので、自分に合うものを見つけてみてほしい。
時間が許す限り、好きなことをなんでも試してみる。
これからも「楽しい」や「わくわく」という感情で動ける心を持って、SNSとうまく付き合っていきたい。
「スマホ」というもの自体が、心を閉じ込める牢獄ではなく、大好きな人や物に繋がる扉になってほしいなぁと願うのでした。