先輩が大きな車を勧める理由
社会人になって車の購入を検討することは多いだろう。特に地方に住んでいるひとのほうが車購入を考える社会人は多いはずだ。
そんな僕も新入社員で北海道に転勤となり
それまでは車なんて不要派だったのだが、購入した。
当初僕が考えていた車の選択肢は
コンパクトカー、一択
デミオ、スイフトなどなど。
ある日、会社の先輩に車の購入を検討していると相談した。コンパクトカーを購入しようとしていると伝えると
先輩「大は小を兼ねるから大きな車がいいよ」
偉大なるアドバイス。
大きな車か…
あんまり考えたことがなかったなあ…と思いながら、「いやー、でも大きい車は使わないですから、コンパクトカーにしようかと…」
そう言うと
先輩が「今度おれの車でスノボーに行こう、スノボーに行ったら大きい車の方がいいって思うから!」と誘ってくれた。
そして先輩とスノボーに行った。
先輩の車はSUVの大きな車だったのでスノーボードも余裕で入った。スノボー自体も物凄く楽しくて大きな車もありだなぁと思い始めていた。
そんななか、中古車販売店にいき
車を見ていると良い感じの価格、状態の車に出会ぅてしまう。
スズキのエスクード↓
見てみるとカタログ燃費10キロ!
めっちゃ燃費悪いな。でも大きい車もかっこいいな…。いろんか葛藤があり悩んだがエスクードを購入。
大きな車をおすすめしてくれた先輩に報告。
「〇〇先輩、SUVの車買いました!大きな車をおすすめしてくれてありがとうございました!」
先輩は僕の報告を受けて
とても喜んでくれた。
そんなある日、会社の部のメンバーが集まる会議があった。
会議の最後に恒例のゴルフ大会をするとお知らせがあった。それまではゴルフに興味がなかった&車を持っていなかったのでゴルフとは無縁の生活をしていたので、聞き流していると
先輩が急に話し始め
「井の中の社畜くんがついに車を買ったようです!しかも大きい車です!!」
何をこの人は言っているんだ。
それを聴いた部長はそしたら井の中の社畜くんもこれからゴルフに参加できるな!良かったな!と半ば強制的にゴルフを始めることになってしまった。
さらに大きい車を持っているというだけで
偉いひとを送迎する係になってしまった。
それまでは先輩が送迎係をやっていたとのことなので、先輩は完全に僕をゴルフをやらせるために大きな車を買うように仕向け、自分が送迎係を回避できるよう、僕を生け贄に捧げたのだ。
完全に先輩の術中にハマってしまった。
悔しい。