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角膜びらんになってお客さんの前で泣いてしまった結果


みなさんは角膜びらんという症状になったことがあるだろうか?


私は社会人になって2〜3年目くらいのときに角膜びらんになってしまった。


この時は仕事が本当に忙しくて、終電で帰るのがデフォルトであり、タクシーで帰ることもしばしばあった。


そもそも角膜びらんの症状だが、

角膜の表面の上皮が部分的にとれた状態を「びらん」といいます。簡単に言うと角膜の表面を浅くすりむいた状態

のことを言い、目のレントゲン?的な写真を見せてもらったが角膜びらんになった左目のみ、剥がれていることが確認できた。


角膜びらんになると、とにかく目が開けられなくて絶えず涙が出てくるため、常に泣いている状態。会社のひともいつも遅くまで仕事をしていることをわかっていたため、心なしか優しかった。


また仕事の方では担当しているシステムが不具合続きであり、毎日不具合対応、報告をしていた時期だった。お客さんも怒り狂い、人格攻撃をしてくる系のタイプだったことから、プロジェクトのメンバーも病んでしまうひとも出てきて、いわゆる炎上プロジェクトになっていた。


角膜びらんで涙が止まらない状態であるが、休めなかったため、いつものように不具合報告をSEとともに行うと、やはり涙がとめどなく出てくる。


いつもは人格攻撃をしてくるお客さんも大の大人が仕事中に泣き出すわけだから驚いている様子だったため


「申し訳ございません。急に涙が出てきました。」


と報告すると、会社の人と同様に心なしかいつもに比べて優しくその日の不具合報告は終わった。


帰り際にはSEから

「今日は泣き演技が最高だったよ!助かった〜」

と感謝された。

ふと思い返したら
あまりにもテンパリすぎて涙の原因をお客さんには全く伝えておらず、完全にやばい社会人になってしまっていた。

角膜びらんはコンタクトを長時間つけているとなることが多いようです。

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