地獄の湘南国際マラソン
12月1日に湘南国際マラソンに出ました。
結果は5時間1分と大幅なワースト記録だったのですが、大会の様子を振り返ります。
準備
湘南国際マラソンは環境に配慮したマラソン大会であることから、一般的に紙コップなどで給水所が設けられますが、ランナーが200ml以上が入るボトルとコップを持参します。
給水は200m間隔で置かれる給水タンクから、ランナー自身で給水します。これがタイムを狙うランナーにとってはタイムロスになるので、以前ほどは湘南国際マラソンは人気じゃなくなったようです。
12月1日の最高気温は17度で、12月にしては少し暑いので半袖短パンで出ることにしました。ノースフェイスのパンツは360度いろんなところにポケットがついており、スマホや補給食など色々入れられます。
元々エントリーのときに、湘南国際マラソン特別デザインのノースフェイスのソフトフラスクとコップを購入することができますが、何故か私はコップだけ申し込んでしまったのでノースフェイスでソフトフラスクは別途購入しました。
スタートまで
会場まで色んな行き方ありますが、湘南国際マラソンは会場まで駅から激遠なクソ会場なので、新宿発現地到着の湘南国際特別バスに乗ることにしました。
5:30-6:00集合となっており、場合によっては補助席になると記載あったため、5:30に集合場所に着くよう向かいました。
(^q^)
ランナーは真面目な奴が多いなぁ。(偏見)
ちょっとくらい遅刻してこいよ。かろうじて補助席回避でバス乗車に成功しましたが、補助席フル活用で人はぎゅうぎゅう。中世の黒人奴隷船貿易で押し込められた黒人の気分が味わえました。
現地に到着。
会場入るとゴールが見えました。
ノースフェイスがメインスポンサーなだけあり、会場にはノースフェイスの物販、カフェ、色々あり力入れてんなぁと思いました。
着替える前にうんこをしようと思ったんですが、私が並んだ列の人たちは「うんこクソ長人間」であり、随分と待ちました。明らかに隣の列のほうが「すいすいうんこ人間」が多く、羨ましいことこの上なかったです。
レース
スタート地点には、アンガールズのジャンピンで「足動かしメガネ落とし人間」と呼ばれている高橋尚子さんがいました。私は高橋尚子さんにこれから42キロ脚を動かしてくるよと念を送りながらスタート。
まず、今回のマラソンに向けての練習ですが、想定以上に長引いた風邪を引いてしまい、ほぼやっていません。
でも、走っていなかったほうがベスト記録が出た!そんな話を聞いたことがあるので、自身の覚醒に期待しながら、とりあえず5:40/kmで走ることにしました。
湘南国際マラソンの特徴であるランナー自身の給水ですが、意外とそんなに苦じゃなかったです。ノースフェイスのソフトフラスクはパンツの後ろポケットに入るので、手に持つこともなく楽ちんでした。
普通のマラソン大会だと心無いランナーがゴミ箱に紙カップを捨てずに路上に捨てるため、路上が汚くなってることが多いですが、今回はそういった光景はありませんでした。
その代わりにソフトフラスクやコップを落としている人がめちゃくちゃ多かったです。しかも落とした物を拾うために引き返すので、後続のひとと事故になりそうな場面を多く見ました。
私のレースはというと、順調に5:40/kmを刻みながら折り返し地点へ。(約19キロ)
20キロまでは、アンガールズのジャンピンのEP28「立ち止まって考える」とバナナムーンゴールドの「45歳、日村勇紀の鍵無くし回」を聞いてました。どちらも面白いので、笑いながら走ってました。
20キロ以降は好きな曲を聴きながら走り、私と同じくらいのペースで走るおじさんがおりましたので、煽り運転をするかのようにピタッと後ろに寄生させていただき、30キロまで引っ張ってもらいました。
しかし、30キロを過ぎると急に膝が痛くなってしまい、ガクっとペースが落ちました。(おじさん、さらば)
マラソンには「30kmの壁」というものがありますが、やはり練習を積んでいないと厳しいですね。冒頭に記載した練習をしていないことによる自身の覚醒は起こらず、ウォーキングへ。
ここからのマラソンが地獄でした。
膝は痛いし、まだ30キロだし、地味なアップダウンがあるし…
本当に早く終わってくれーと思ってやっと見えた「Finish」の文字。やっとゴールだーと思ったら、そのまま続く一本道。湘南国際マラソンのラスト5キロはゴール地点の横を通り過ぎて、折り返してゴールするコース設計になっており、心が折れました。
脚をびっこさせながら、なんとかゴール。
過去1.2を争う辛いマラソンでした。
帰りは、元々15時の二宮駅→新宿駅の湘南国際マラソンの特急を予約してましたが、ゴールが遅かったことと、二宮駅までのシャトルバスがめちゃくちゃ並んでいたため、間に合わないことが確定。泣く泣くキャンセルしました。
そして、現在帰りの車内で
足が痛いのに座れずに、1時間の電車に揺られながらこのnoteを書いています。
総評
コース自体は直線の往復なので簡単そうに見えるけど、地味にアップダウンがあるのでそれが気になりました。給水については、サブ3を目指す人や上位ランナーにとってはタイムロスになるけど、それ以外のランナーは別に良いんじゃないか。ゴミでないし。
それよりもアクセスがクソ過ぎるほうが嫌ですね。特に帰りは、会場から二宮駅まで30分徒歩で行くこともできましたが、こんなヘロヘロ脚で歩ける訳もなく、シャトルバス利用しましたが、シャトルバスに乗るのに30分かかりました。
ズタボロ脚で1時間電車立ちっぱが悔しすぎた。