「なあロキ、女々しくないか?」

急に、図太い女の声。工房の入口で腕組みする、大柄な赤毛女。
髪と瞳は炎の如く、巨人めいた体躯。

「巨人を小さくできる神器、本当にこいつが作ったのか?」

彼女は、エインSAGAの本編で見なかった新顔。

「あたいはヒュロッキン、ムスペル人さ」
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夢を渡る小説家イーノ
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