「何だ、お前は?」
「戦死者ではないな、軟弱過ぎる」

騒ぎを聞きつけた勇者、エインヘリャルたちがパパさんを取り囲んで
槍の穂先を突きつける。すると、エルルが前に出た。

「パパさんはぁ、エルルちゃんが選んだ勇者様ですぅ!」

ロキは注意深く、二人を見守る。ほんの小手調べだ。
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夢を渡る小説家イーノ
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