「ああ、エリック!」

うつろな瞳。悪夢にうなされるうわ言。

「ゼンタ! 俺だ、エリックだ!!」

同時刻、ダッチマン号からエリックも夢渡りでゼンタの夢に入ったが。
愛しい人には、届かぬ声。

「まるで、悪夢の牢獄ね」

解呪の専門家ベナンダンティのマリカが見ても、病状は深刻。
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夢を渡る小説家イーノ
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