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木曜日の読書

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#映画感想文

2024年11月2日~11月5日 酒。読書。観劇。それだけ ~東京国際映画祭2024~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
2週間前
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映画『きみの色』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

「合宿」の夜、人に色が見えると告白したトツ子の顔はロウソクの炎に照らされ赤く染まっていた…

アンマchan
2か月前
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映画『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』を観ながら思い出した。漫画『CIPHER』、…

映画『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』(ワンウェーウ・ホンウィワット&ウェーウワン・…

アンマchan
4か月前
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映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』を観て思った取り留めもないこと…(感想…

先日、2006年に木村カエラ氏をボーカルに迎え再々結成した「サディスティック・ミカ・バンド(S…

アンマchan
5か月前
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第33回日本映画批評家大賞 授賞式

2024年5月22日。東京・有楽町の東京国際フォーラム ホールCにて、『第33回日本映画批評家大賞 …

アンマchan
6か月前
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歌の力は凄い!~映画『ラジオ下神白』~

震災なんて無かった方が良かった。 もちろん、そのとおりだ。 2011年の東日本大震災では自然災…

アンマchan
6か月前
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原作と映画の素敵な巡り会い~森下典子著『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ』~

2024年が始まって間もない頃、テレビドラマ化された漫画を巡って、とても悲しい出来事があった。 私は原作漫画も知らなかったし、テレビドラマも見たことがない。だから、この件に関して何か言うべき立場にはない。 ただ、観劇や映画鑑賞を趣味とする一人として、報道で知った時はかなりショックを受けたし、以降の数日間をとても重たい気分で過ごした。 何より危惧したのは、一般の方々が連日の報道によって「映像化すると原作が常に蹂躙される」と誤解してしまうことだった。 だから私は、原作と素敵な出

映画好きのための参考書~北村匡平・児玉美月著『彼女たちのまなざし 日本映画の女性…

北村匡平・児玉美月著『彼女たちのまなざし 日本映画の女性作家』(フィルムアート社、2023年。…

アンマchan
9か月前
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映画『女優は泣かない』

映画『女優は泣かない』(2023年。以下、本作)を自ら小説化(小学館文庫、2023年)した有働佳史監…

アンマchan
11か月前
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TM NETWORK『CAMP FANKS '89 at YOKOHAMA ARENA 2014 Edition』~EPICレコード創立45…

EPICレコード創立45周年記念として、毎週木曜日に1980~90年代のライヴ・フィルムを映画館で上…

アンマchan
1年前
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誰が見ている「夢」か?~映画『生きててごめんなさい』を酔って曲解~(若干、ネタバ…

映画『生きててごめんなさい』(山口健人監督、2023年。以下、本作)を観終わって飲み屋に入り、…

アンマchan
1年前
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時代の寵児~映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』~

カリスマが時代を創るのではなく、時代がカリスマを創るのだなぁ、と映画『マリー・クワント …

アンマchan
2年前
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街の小さな映画館が超絶な挑戦をしてしまった話~映画『こころの通訳者たち』~

いわゆる「健常者」と云われる人たちからすれば、単純に「健常者」と「障がい者」とに二分され…

アンマchan
2年前
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"ムショ"のコミュニケーションから"シャバ"を考える~映画『プリズン・サークル』~

以前の拙稿で2021年にスクリーンで観た映画をリストアップした。 その映画のほとんどについて、習作という意識で頑張って何かを書いたが、書かなかった映画もある(別に誰かに頼まれた訳でも、それによって収入を得ている訳でもないので、書かないことについて何とも思わない)。 その中の一つが『プリズン・サークル』(坂上香監督、2017年)だ。 この映画については「書かなかった」のではなく「書けなかった」。 無知な人間が初見だけで何かを書けるような内容ではなかったからだ。 調べて書けばい