今日は、姉の話をしたいと思う 私の姉は、一級建築士だ いつか私が家を建てる時がきたら 姉が設計した家を建てるんだろうな~と 漠然と想像してきた そして、今回ようやくその時がきた 人に対してこの言葉を使っている人を見たことがないが、 姉は“抜け感”を持っている人である 昔から、なんか助けてあげたくなるような 雰囲気を持ち合わせている 姉は覚えているだろうか? 姉が中学に上がったばかりの頃 外が暗くなってもなかなか帰ってこないことを心配した 小学生の私は、いてもたっても
まだまだ夏の暑さが残る日 姉の所属する設計チームの皆さんと初めての顔合わせをした その日は、私たちが契約した敷地を見てから、 徒歩10分ほどの我が家にてお話をする予定になっていた 敷地は最寄り駅である北鎌倉駅から徒歩圏内ではあるものの とても暑い日が続いていた為、 駅まで車で迎えに行こうかと申し出たが 「周辺の環境を知っておきたいからみんなで歩く」とのことだった なるほどそういところから設計を開始するのだと感心して、直接敷地で待ち合わせすることに 私と夫は、ようやく夏
夫の理想の家を即却下した私だったが 家に興味がない夫と一緒に家づくりをすることを 諦めたわけではなかった 私の頭の中には、こんな機能が欲しいなという 想像があれこれあったので まずはそれを夫に伝えようと思った ただその時、ある一つの疑念が さてはこの人、最近の家づくりでよく聞かれる 「周遊回路」とか「ウォークインクローゼット」とか 「ランドリールーム」とか何も知らないんじゃ 思い描いたことを共有するだけで めちゃくちゃ難易度高い! そこで、私が思いついた策が 住宅展
わが家が購入した土地は、契約前に あるビッグイベントがあった それは、売主さんと面談すること 敷地周辺の住環境を守りたい売主さんの希望に 沿った建築をするかの確認や どういう人となりかを見られるとのことで 以前よりとても緊張していた 朝ご飯を食べながら、子どもたちに 「今日はね、売主さんに会いに行くんだけど あなたたちがあの土地に住むことができるかどうか決まる とても大事お話しなの。だからね…」 と、こんこんと言い聞かせていたら 5歳の娘が一言 「ママ、もうその話はや
姉が建築家になりたいと言った時 お~なるほどわかるな~と思った 私たちの実家は碁盤の目のように区画された住宅地で 家が立ち並ぶ場所にあった そのため、友達の家に遊びに行くときには 自転車に乗って、毎回違う道を選び、 建つ家々を眺めながら向かったものである あぁこの家ステキだな~ あ!こっちの家が新しく建て替わってる! と発見するのが楽しかった 家族内でも、よく家の話を していたように思う 「あの家中二階があるのかな?窓の位置が変わってるね」 「あそこのお家、黄色に塗
前回、最終的には契約に至った土地を 一度は逃してしまった経緯を書いたのだが それには“専任媒介”という不動産の売却方法が 関係していた 専任媒介とは オーナーさんが土地を売却する際、 不動産A社にのみ依頼するやり方 その後その情報は 他の不動産屋さんと共有され 不動産B社、不動産C社、不動産D社 も同じように販売を行い (完全にA社のみが扱う場合もある) BCD社は、買主を見つけたら A社に申し込む つまり、 不動産A社を介して その土地を購入する場合には 【買主
あれは、なかなか良い土地が見つけられず 「一担、探すのをやめようか」と考え出すほど諦めモードで 『土地探し 難航』とググって出てきた記事を ぼーっと読んでいる時だった ふと、以前少しだけやりとりのあった 地元密着の不動産T社を思い出し 久しぶりにホームページを開いてみた ついに… すると!なんと土地探しアプリには載せることなく そのT社のみが扱う理想的な土地が! 次の瞬間 「この土地がまだ販売されているようであれば、 すぐにでも買いたいです!」 と連絡した 実は、
わが家は、 土地の契約に漕ぎ着けるまで 1年ちょっとかかったのだが、 振り返ると、結局のところ 希望の土地を見つけるために必要だったことは たくさんの土地を見て目を養うことだと思う 内見はしたが購入に至らなかった すべての土地が 自分の欲しいものを明確にする上で必要だった! 大げさだけど本当にそう 目を養うことで 決断力がつき 本当に良いと思える土地と出合った時に 即決できるし、 納得感を持つことができる! そんな決断力を身につけるまでに わが家が実際に内見した不動産
どんな土地にも 善し悪しがある 駅が近くて便利である一方 にぎやかで落ち着かない という具合に 誰しも良いところ100、悪いところ0の土地を 見つけたいと思うものだが 完璧な土地なんて、ない! 上の例のように、 多くの希望条件には デメリットとなりえる要素も付いて回るからだ どうやら土地探しは 良いところ70、悪いところ30の 納得できるバランスについて 自分の価値観を掘り下げることが必要みたいだ 「良いところ」となる希望条件については 誰しも考えを巡らせるものであ
わが家が行っていた土地の探し方は、主に3つ ①複数の不動産屋さんに いい土地が出たら連絡を頂けるよう依頼 最終的に懇意にしてくれたのは8人ほど。 土地情報を公開する前に教えてもらうために どちらがお客さんかわからない、丁寧な応対を心掛けた ②アプリで見つけたいい土地は すぐに問い合わせて内見 suumoやat homeなど色々なサイトの 土地情報を一括で検索できる goo不動産というアプリに一番お世話になった 何度夜中を共に過ごしたことか 結局、契約したのはgoo不動産
私の理想とする家の条件は 「綺麗な景色が見える」こと これは、いつの間にか 当たり前のように持っていた理想だ 土地探しの間も、当然 それにこだわってきたけれども ふと、なぜ自分がそんなに 「綺麗な景色」を望んでいるのか 考えてみた 記憶を辿って思い出されたのは 学生時代にホームステイさせてもらった アメリカ人のジムの家 広すぎるリビングの 大きすぎる窓から見えたのは、 綺麗な湖だった なんでもない日でも 飲み物を片手に 窓から湖を見ているだけで なんだか特別だった
鎌倉という場所に惚れ込み この地にずっと住んでいきたい と考え始めるまで 引っ越して来てからそう 時間はかからなかった いつか家を建てたい! そう考えていた我が家は 1年と少し前に土地探しを始め 今月ようやく契約を結ぶことに 土地を見つけるまでのことについても 少しずつ記録していきたいと思う 今日は土地を探す人なら 誰でも考えるであろう条件について 先に言っておくが 私の夫は少し変わっていると思う 夫の口癖は「いいね!」で 私の提案にいつでも 「いいね!」を押してく
前回、鎌倉に住んでみて 「不便」だと感じることを つらつらと書いたのだが そんな不便さをもってしても 鎌倉は住みたい町かどうか考えてみた 結論から言って、 私にとって鎌倉は 「住みたい町」である 山や海があり自然豊かなこと 飲食店が充実していて楽しいこと 趣があり季節の移ろいを深く感じられることなど 理由はいくつかあるのだが 特に魅力を感じているのは 鎌倉に住んでいる「人」だ 鎌倉に引っ越してくる前 私が持っていた鎌倉の人のイメージは 「お高くとまってそう」だった
鎌倉の生活がスタートして 最初に得た印象は 「不便」 これに尽きる ①道路が狭い 昔々に作られた道が多く 軽自動車でしか入れなかったり 軽自動車でも入れない道が とにかくたくさんある 我が家の車は中型で 片側最大5車線ある名古屋の運転に 慣れたばかりだった私にとって 真逆の交通事情 来たばかりの頃 要らん洗礼を受けて 前のバンパーがお陀仏にもなった ぶつけて一言目に 「そりゃそうだ」 と言ってしまうほど 思い返しても、あれは道路のせいだと思う ②道が混む 狭い道
今住んでいる鎌倉のお家に 初めて行ったのは なんと引っ越し当日だった! 転勤の辞令を言い渡されたのは 名古屋に住んでもうじき1年だった頃 地名や道を覚えたり 馴染みのお店が出来たり 住みやすく収納を工夫したり 娘は幼稚園にも慣れて 習い事をいくつか始めたり、と ようやく暮らしが落ち着いてきた時 そんな短い期間で 引っ越すことになるなんて 思いもよらず なんとも複雑な気持ちになったのは 言うまでもない つい一年前にやったばかりの 家探し 荷造り 引っ越しに伴う各種
わが家が鎌倉に引っ越してきたのは 今から1年半ほど前の 2022年4月 鎌倉を選んだ理由は 何か特別な想いがあったからではなく 「ノリ」と言う言葉が一番ぴったりだと思う 鎌倉へ引っ越す前は、 夫の仕事の都合で名古屋に住んでいたわが家 東京へ戻る辞令が出たのは、 たまたまその名古屋の家へ、 鎌倉に住む友達が泊まりに来ていた時だった 異動を聞いた友達が 「仕事が東京になるなら、鎌倉に住みなよー!」 と言ったのだ 「鎌倉かー、いいね!」 と返した私 その時、決して社交辞