綺麗な景色にこだわる理由

私の理想とする家の条件は
「綺麗な景色が見える」こと

これは、いつの間にか
当たり前のように持っていた理想だ

土地探しの間も、当然
それにこだわってきたけれども

ふと、なぜ自分がそんなに
「綺麗な景色」を望んでいるのか
考えてみた


記憶を辿って思い出されたのは
学生時代にホームステイさせてもらった
アメリカ人のジムの家

広すぎるリビングの
大きすぎる窓から見えたのは、
綺麗な湖だった

なんでもない日でも
飲み物を片手に
窓から湖を見ているだけで
なんだか特別だった

料理を作っている途中で
蛍がチラチラと照らす湖畔でハーブを摘み
フレッシュな香りに包まれた一品を完成させたり

もちろん
週末には家族が集まって
ウッドデッキでバーベキュー


うっとりするような暮らしを経験し
帰国すると、魔法が解けたように
自分の家が余計小さく感じたのだ

私の理想はきっとあの経験から
作り出されたに違いない

もちろん湖もないし、蛍もいないけど
少しでも近いライフスタイルが叶うように
家づくりをしていきたい