土地の契約前に売主さんと面談した話
わが家が購入した土地は、契約前に
あるビッグイベントがあった
それは、売主さんと面談すること
敷地周辺の住環境を守りたい売主さんの希望に
沿った建築をするかの確認や
どういう人となりかを見られるとのことで
以前よりとても緊張していた
朝ご飯を食べながら、子どもたちに
「今日はね、売主さんに会いに行くんだけど
あなたたちがあの土地に住むことができるかどうか決まる
とても大事お話しなの。だからね…」
と、こんこんと言い聞かせていたら
5歳の娘が一言
「ママ、もうその話はやめて」と
あ~なんかヤバい臭いがプンプンしてる~
自分だけなら、なんとか取り繕えても
子どもは子ども、その場をうまくやり過ごすなんて出来ない生き物だ
3歳の息子が今日は靴下を履いてくれるだろうか、
移動中に転んでひざを泥だらけにしないだろうかと
心配事があふれ出す
面談の会場となる売主さんのお宅へ向かう心境は、
小学校受験に向かう親のそれだったと思う
売主さんのお宅へ着くと
不動産屋さんと共に、笑顔で迎えてくださった売主さん
ペタペタペタと一番に玄関へと吸い込まれていく息子の背中を見ながら
なんとかこの時間が何事もなく過ぎ去りますようにと神に祈った
次の瞬間、目の前には
脱いだ靴をきちっと綺麗に並べている息子の姿が!
神様がこんなに即座に願い事を叶えてくれたのは初めてかもしれない
お部屋に案内され、席につくと
持参したぬりえやシールを机に出して
取り合うこともなく、目の前に置かれたものにせっせと取り掛かる子どもたち
お陰で大人の方は
売主さんのご親戚が、夫の実家の方面に住んでいるとか
売主さんのお友達が、私の実家の方面に住んでいるとか
かすっているとも言えない話題でなんとか話を繋いでいく
中でも、驚きを隠せなかったのが
夫の仕事の話になった時
「前職は〇〇でして、約1年前から〇〇で働いています」という夫に
「そうでしたか!もしかしてヘッドハンティングとかですか?」
と不動産屋さん
それに夫が「えぇ、まぁ」と、ぽりぽり
いや!がっつり就活してましたやん!!!!!
別人のような子どもたちに、虚言の夫
嘘で塗り固めた家族の姿が強烈すぎて
もはや売主さんの印象が残らない面談となった
でも、とても優しそうな方だった(と思う)
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