雨を楽しむ花
咲くまで何色になるかわからない不思議な花なんですよ!
なんとなく観ていた昼の番組で、こんなことを言っていた。
雨は、夜から降るようだ。
今年は温かいし、もう咲いてるかも。
淡い期待を抱き、お台場の公園へ。
観測史上、もっとも早い梅雨が来たとはいえ、まだ5月。少し早かったようだ。
蕾。この時点では何色になるか、わからない。
蕾から花へ。
色は、もう決まってるのかな?
土の酸性度(ph)で、色が変わるそうだ。
酸性ならば青、アルカリ性ならば赤になる。
リトマス試験紙みたい。
色づき、輝きを増す。
養分の吸収の仕方で、同じ茎でも違う色になったり、遺伝で色が変わらないものもある。
別名、七変化と呼ばれている。
雨を待ちきれず、枯れてしまったもの。
花が咲いていた場所があった。
立派に咲いた花も、雨を待っているように見えた。アジサイを見ていると、なんだか喉が乾いてくる。
これから、たくさん降るであろう雨を待って、可憐に咲いていた。
パステルカラーのアジサイたちが、我が子に重なって見えた。
これからだ。これから、輝くときがやってくる。
何色でもいい。今週も雨を楽しもう。
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