【読書感想文・ハイパフォーマーの睡眠技術 人生100年時代、人と組織の成長を支える眠りの戦略(小林 孝徳 著)】「戦略的」昼寝のススメ
Audibleで「ハイパフォーマーの睡眠技術 人生100年時代、人と組織の成長を支える眠りの戦略」を聴きました。
睡眠の重要性に気づいてから、その改善に努めています。おかげさまで、ハイパフォーマーとはいかずとも日々のパフォーマンスは改善傾向にあります。
やはり睡眠というのは、活動時間のパフォーマンスを左右する主要因の一つであることは、自分の経験からもわかりました。
本書を読んで、
そのような考えの元行動している人たちが、結局のところ成功している
ということがわかると思います。ですので、中長期的に「結果を出し続ける」自分の形成を目指す場合は、良質な睡眠を軸にした1日の設計を心がけることは必須でしょう。
睡眠で基本的に重要なこととして列挙されているのは、
・週末の寝だめをしない(体内時計がズレる)
・起きる時間を極力一定にする
・お酒で入眠を促さない(入眠は促されるが、睡眠の質は著しく低下する)
・寝る2〜3時間前までに入浴する
などでしたが、一番ためになったのは、
「戦略的・攻め」の昼寝
です。人の体内時計として、起床後7〜8時間後に強い眠気が来るのだそうで、それより少し前に〜30分程度の昼寝をすることで、その後のパフォーマンスを保つことができる、というものです。しかも、この場合、昼寝により夜の本番の睡眠の質を下げることがないようです。
面白かったのは、眠気というのは「バネのエネルギーがたまる」ようなものだそうで、そのエネルギーのピークがまず起床後〜8時間ということです。この眠気に対して昼寝で対応する、というわけです。
自分としては結構タイムリーな情報で、先日本多静六氏の著書を読んだときに、昼寝の効能が書いてあり、それを真似して1日10分程度の仮眠をとるようにしていました。仮眠といっても、「落ちる」ようなうたた寝があるかないかで、ほとんど目を瞑っている状態なのですが、それでも午後の眠気が少なくなったような気がしていました。その根拠みたなものを見つけた気がして、この習慣は続けたほうがいいだろう、という個人的な結論です。
最近、抱える仕事が気持ち多くなったような気がしており、なるべく効率的にこなしたいので、仕事で使うPCのアプリを変えてみたり、できる自動化はないか探してみたりと、いろいろ導入しているのですが、根本はやはり
高いパフォーマンスを1日キープすること
だと思っています。そのために、
・夜の睡眠の質
・運動習慣
・健康的な食事
には気を遣っているのですが、それに加え
・戦略的な昼寝
というのも同じくらい重要、という位置付けで習慣にしていけたら、と思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。