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【思考の整理学】 読書#122

みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

今回は、思考/考える ということについてです!
著者の本は何冊目だろう?読んだことがある方です!

ヘッダーは、OKZKさんの作品を使わせていただきました!
ありがとうございます!!


目次


基本情報

外山 滋比古(著)
筑摩書房 出版
1986年4月24日 第1刷発行

全223ページ
読書所要期間10日

本書は、バリューブックスさんで購入しました!

私が本書に出会うきっかけ

私は、コテンラジオが大好きだ!
金銭的にサポートするコテンクルーにもなっている!

コテンラジオのホームページやクルー専用ページなど、いたるところに書いてあるのが『メタ認知』という言葉。

この『メタ認知』とは、モノゴトを主観的に捉えるのも非常に重要ではあるが、それとは対極に、
・一歩引いてというか、
・俯瞰/鳥瞰するというか、
・モノゴトを概念的に大括りで捉えるというか、
そうした自分自身の認識の仕方みたいなことであると私は考えている。

この考え方は、あらゆるところで活きる。
そして、コテンラジオは、『メタ認知のきっかけをつくる』ことを標榜している通りのことを私に与えてくれる。

私は、毎日欠かさずコテンラジオを聞いている。
もう何周聞いたかわからない。
しかし、メタ認知の獲得は、それだけではなかなか難しいということもまた事実であろう。
そう思う中で、もっとこれを深めたいと感じた。
要するに、コテンラジオと他の媒体とを複合することで、より視点が多角化され、メタに少しはたどり着けるのではという発想から、本を探したのだ。そして、本書に出会った。

著者の作品は、以前にも読んだことがある。
タイトルなど詳細は忘れてしまったが、「考える」ということを切り口にした作品であったことを覚えている。

これを元に、今一度メタ認知について深めることができるのではないかと考えた。

私が思う、この本の本質

めちゃめちゃ簡単に言うと、こういうことである。
著者が直接本書の中で、2行で表現されている部分があるので、それを引用することとしたい。

この本では、グライダー兼飛行機のような人間となるには、どういうことを心掛ければよいかを考えたい。

本書P15「グライダー」より

グライダー?
飛行機??

いきなり言われたら、何のこっちゃであろうw
要するに、
「それ自体に推進力があるかどうか」
ということが表現されている。

エンジンを積んでいるか、いないのか。
これを、現代に生きる日本人に例えて使っている。

つまり、このエンジンが「考える力」であり、それを持っているかどうかで動きや範囲、つまり個性という意味での性能が大きく異なるということだと私は理解した。

よって本書は、考える力を身につけるためのヒントを与えてくれるものである。

私が感じたこと

1点目 〜触媒

創造とは、一次的創造二次的創造があると著者は指摘している。
一次的創造とは、一般的に私たちが認識しているような創造、つまりゼロからクリエイティブに発想されるものと言うことができるかもしれない。

一方の二次的創造とは、どういうことか?
ここで登場するのが「触媒」という考え方である。

触媒とは、化学の分野ではよく聞くだろうか。
私は全く詳しくないのだが、何かと何かの反応がその物質を介して促進される、むしろその物質が介すことによってのみ反応が促されるということなのだろうか。
(解釈が違ってたらご容赦を汗)

要するに創造の観点においても、既知のものと既知のものを組み合わせることで新たなものが生まれる。
これが二次的創造であると私は理解した。

私は最近、ここに楽しさを見出した。
私のマガジン「パピーウォーカーへの挑戦」や「温故知新」は、私にとってそれぞれ次のものなのだ。

パピーウォーカーへの挑戦 = ニ次的創造に気づいたっかけ
温故知新 = 二次的創造の活用・実践

そしてまた、このことを私に気づかせてくれたものの一つが次の本だ。

何かと何かの組み合わせ。

その「何か」人によって異なるだろうが、多くの方がやっていることだと私は思う。

ゼロからクリエイトできる人は、それほど多くはないだろう。
でも、触媒でクリエイトする人は、おそらくたくさんいる。

私は、その「何かと何か」を見つけることが、その人の強みなのではないかと思っている。

2点目 〜知的活動の三種類

この考え方は非常に興味深かった。
どれも学びになるのだが、ここの部分が最も印象に残っている。

この三種類については、マイルールに基づき書かないことにする。
気になる方は、ぜひ直接ご覧いただきたい。

私なりに読書に喩えて表現すると、
①「うんうん、その通りだよね!」という本
②「あっなるほど、そんなこともあったのか!」という本
③「・・・、・・・・。あっ、終わった汗」という本

③のニュアンス、伝わるだろうか?笑
要するに、内容を理解できず、ある意味活字を追っているだけで終わってしまうものである。
これならまだ良い方で、途中で挫折して読まなくなってしまうものもあるw

正直、ここ最近読んでnoteに書いた2作は、③の前者に近いw
「なるほど!」もあったのだが、やはり苦手分野ということもあり、理解しきれない部分もあったのが事実。

①や②も当然に大事だ。
特に、②が最も面白いと感じることができる本ということができるだろう。
なぜなら、すでに知っているものをベースに、新たなエッセンスを提供されるからである。

私の課題は、この③の特に後者だ。
要するに、途中で挫折した本にまた挑みたいと思っているということ。

私は、読み終わるとその大半をバリューブックスさんへお渡しすることにしている。
つまり、その多くを売ることで在庫をあまり持たないようにしているのだが、読めなかったものは逆に売れないで持ち続けている。

読書に読書を重ね、少しずつ力をつけていけば、いつか私がその本に追いつくことができるかもしれないという、微かな希望を捨てたくはないのだw

ここを突破することができれば、③の知的活動に到達した証、私の自己肯定の源一つとなると信じているw
いつかは得たいものだw w

むすびに・まとめ

本書でも「情報のメタ化」といった項目もあり、やはりメタ認知に関することが直接触れられていたし、全体を通してメタ認知に通ずるものであると感じた。
そもそも、本を書くなんていう偉業をなす方々は、メタ認知なくして成し遂げられるはずもないと私は考えている。

私はこの本を通じて、『考える』ということの理論と実践手法を学ぶことができたと考えており、とても充実感を得ている。

著者に、心から感謝である。


以上です。

本書を読み終えた感想としては、なぜか「スッキリした!」ということが一番に浮かびました。

なぜスッキリしたんだろう、私は・・・

少なくとも一つ言えることは、これまで頭では理解していたし実践していたことが、著者によって言語化してくれたことがいくつもあったことです。

これについては、仕事に関することであり、今後職場の他者に伝える上で、武器になると感じています。
これまでなかなか伝えることが難しかったニュアンスが、ようやく伝えられるかもしれないという希望を得たと言い換えることもできます。

  • まさにタイトル通り、私は本書を読むことで、少なくとも一部は「思考を整理」できたのだと思いますw

    本日も、ご覧いただきありがとうございました!!

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