【人生を面白くする本物の教養】 書評#1
みなさん、はじめまして!
先日、noteを始めましたーー!
自己紹介でも書きましたが、私の投稿は当面2つのことを軸に進めていきます。
一つは「犬」、それも「パピーウォーカー」について。
それともう一つは、この『本』に関することです。
マイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思います。
まだまだ不慣れではございますが、何卒よろしくお願いします。
2015年初版と少し古い本ですが、私は著者の本が大好きですので、記念すべき#1にしました!
著者及び出版社
出口治明 著
幻冬舎 出版
著者説明
ライフネット生命という会社のCEO。
日本の生命保険業界初のベンチャーとして創業したと記憶している。
また、立命館アジア太平洋大学の学長もされている。
この本の本質
この本のキーワードは、『人・本・旅』。
これらを通じて、教養を身につけよう!ということが、著者の最も伝えたいことだと私は読み取った。
では、なぜ教養を身につける必要があるのか?
それは、タイトルにもあるとおり『人生を面白くする』ため。
私が感じたこと
著者の本を何冊が読んだ中で感じたことは、
①キーワード『人・本・旅』が(今のところ)必ず登場するということ
②物事の「例え」が非常に豊かであるということ
本書も、著者が『人・本・旅』から得たもの(歴史的事例や海外の事例など)を交えて非常にわかりやすく伝えてくれる。
また、シンプルかつ明確な思考方法にファクトが加えられているから、とても説得力がある。
これらはまさに、著者の深い教養が生み出すものだろう。
人生の面白さとは、華々しい所のみにあるのではなく、ましてや他者との比較の中にあるわけでもない。つまりは、人より幸せかどうかが基準ではない。
このことは、著者も「普段と違う路地を歩くことも立派な旅」と言っている。つまり、華々しい所に行くことだけが旅ではないということ。
普段とのちょっとした違いに、面白さが隠れている。
この違いを見つけられることが幸せであり、これを見つけることを手伝ってくれるのが教養なのだろうということを、私は学ぶことができた。
『スマホ脳』という別の著者の作品の中で、最近若い人がSNSの依存により鬱症状に陥り薬を処方されている方が増えているとの指摘があった。
華々しく見える他者と自分を比べ辛く思っている方がいるとすれば、本書はこれを脱却する一助ともなるだろう。
余談
著者の本にはもう一つ通貫するキーワードがある。
それは『タテ軸とヨコ軸』の考え方。
これは、次にまた著者の本について書くときに触れることにしよう。
それほどまでに、著者はこのキーワードも重要視していると感じている。
と私は思っている。
むすびに
まだまだ勉強中の身。
孔子的に言うと「不惑」にはまだまだ程遠い。
誤った解釈などがあれば、優しくフィードバックしていただきたい。