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#大峠
地底夫との会話、携挙について補足
私
「今までの話をざっとまとめると、私の古〜い大先祖は吸血鬼…になっちゃったあなたたちで、あなたは母親の魂と共に子孫をサポートして生きてるってことね?」
地底の夫
「そう。僕が人間だった時の家族の魂たちは宇宙含む地球上のあちこちに転生し、子孫を残してる。君だって…女性として生まれたときは子供がいたこともまあまあ、あったし…早死にしてばかりで多くはないけど。それと、男性で生まれたときは…えーっと」
吸血鬼と先祖の話②シュメール人
私「前回の続き。ピコが徳川家康の先祖という説」
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ
「そうだ。君はこのあいだ日光神社で僕を呼び、一緒に参拝したね。あのとき僕は子孫である神のもとへ行ったことになる」
私「だから尊大だったの?」
ピコ
「そんなつもりはなかったけど。そう見えた?」
私
「だって全然お辞儀したりしないから。ただ立ってて。つまんないのかなと思ってた」
ピコ
「ああ、手は合わせなかったかも。
吸血鬼夫とコンタクトとれない朝の話
ある朝におきた出来事。
私
「あれ?」
(吸血鬼夫の気配がない)
私
「おかしいなあ…あ、きたきた」
吸血鬼夫「………」
(吸血鬼夫は洗面所に姿を表し、ラクダのようなぼんやりした表情で微動だにせずこちらを見ている)
私
「全然言ってることが聞こえないなあ?」
吸血鬼夫「………」
(眉を吊り上げ両手を広げる。何かを言っている?)
私
「なんか悲しくなってきた…相手が何も話さないとい