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3年後のWebサイトリニューアルを前提とした提案をする。
その会社の規模や状況に適したWebサイトというものがあります。Webだけ独立して考えることはできません。Webはリアルの受け皿だからです。だから、最近はWebサイトの提案をする際に「3年後のリニューアル」も一緒に言及したりしています。同じ理由でデザインギャラリーを見ながら「どんなイメージですか?」とクライアントに尋ねるようなことはしません。デザインだけ理想に近づけてもリアルとかけ離れていたら意味がないからです。
Web活用についての知見や経験がお客様の社内にない場合、最初からフルスペックのWebサイトを作っても機能しません。まずはファーストステップとしてのWebサイトを作り、公開と同時にWeb活用を始めてもらい、社内のリソースや経験の底上げを目的とします。第一段階の成果が出るようになり社内スタッフのスキルや環境や知見が整ったら、実力に合わせたセカンドステップのWebサイトにリニューアルすべきです。
これからリニューアルしようという場で「3年後のリニューアルを前提とした提案」をするのでお客様には驚かれますが、事業の拡大や成長を目的としたWebサイトならば当然のことだと思います。事業には必ず中長期計画があり、そのための準備と計画が欠かせないからです。子どもの服が小さくなったら買い替えますよね。当然のことだし、むしろ喜ばしいことです。成長の証なんだから。提案の場に経営者がいるのであればぼくは必ず進言するようにしています。
Web活用を長らく続けている首都圏の企業なら話は別ですが、これから本腰を入れて始めようとする地方の中小企業であれば(特に製造系BtoB)3年後のリニューアルは当然です。むしろ3年後のリニューアルが不要だと困ります。成長スピードが遅すぎる。
Webはリアルの受け皿
顧客の規模や状況にそったものを作らなければならないWebは事業を推進するためのツール
使う人のレベルに合わせて作らなければならないWebは中長期計画の一部
成長を前提とした準備と計画をしなければならない
Web制作会社にとって「作れます」だけではバリューにならない時代になってしまいました。ユーザーが求めているものはWebではなく「事業に貢献する何か」だからです。そんな時代だからこそ上記3点はWeb制作会社が前提として持っていなければいけない視点だと思っています。ぼくたち制作会社は別にそんなこと望んでいなかったのにユーザーから求められるようになってしまった。求められるのであれば対応しなくてはいけないですよね。数年後もお店を開いていたいのであれば。がんばりたいと思います。