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逃げBarの存続をかけた投票期間が始まりました。

「特に深刻な事情があるわけではないけれど、私にはどうしても逃げが必要」という場面が、繊細な人であれば一度は訪れたことがあるのではないかと思います。

その際、逃げる方向は多種多様です。

できるだけ遠く、外へ、自分のことを誰も知らない場所まで放浪して、何者でもない自分に漂白することを望む人。

他者への助けを求めて、逃がしてくれそうな人や本、ボディーワークや信仰を探す人。

休日の趣味やレジャーで一時的に逃げて、週2日の逃げと週5日の逃げたいで心身を保つ人。

狂気的に仕事や作品作りに没入して、狭い世界に逃げる人。

逃げたい原因と向き合い、逃げ切るための抜本的な解決に立ち向かう人。

内に引きこもり、外部との接触を断絶し、できるだけ何もせず、怠惰で自由な時間を過ごす人。

逃げている状態を維持、発信して、闇堕ちしたい人。そうまでして自分を認めてもらいたい人。

あの世にしか逃げ場を見出せなかった人。

皆、今ここではないどこか、今の私ではない何か
変化を望んで行動できた人たちです。

変化は生命の生存戦略の基本的なことであり
「逃げる」はRPG初期でも誰もが選べる基本的なアクションコマンドです。

とはいえ「あの世」という逃げ場だけは、現状片道切符です。
逃げるが成功すればいくらでもやり直しが効くけれど、ゲームオーバーしてしまうと「逃げ」や「変化」のクオリアを得る前に、すべてが喪失してしまいます。

生命の生存戦略において変化と同等に重要なことがあります。
それは多様性を保つことです。

いくら変化率が高くても皆同じような種類であれば一度の環境変化で絶滅してしまいかねないので、多くの種類が同時に存在していることが重要です。

皆が
死ぬほかに、逃げる選択肢がない、という状況をつくらないために
逃げるという基本的なアクションコマンドを思い出すために
漂白したクリアな思考で自分を見つめるために

逃げBar White outという場所を開きました。

そんな逃げBarですが、不動産を介した賃貸契約で物件を借りている現状故、維持費からは逃げられず、このままだと2024年4月いっぱいで閉店します。

そして恐るべきことに、このような危機が過去2回ありました。
僕自身はそれもさだめかと諦念気味だったのですが「なんとか残して欲しい」という声が多く上がり、すでに自分だけで行き先を決められる場所ではなくなっていたことを自覚しました。

そこでクラウドファンディングが立ち上がり、過去2年は目標を無事達成し、現在に至ります。

そして今年もその分岐点となる時期になりました。

今回のクラウドファンディングでは、2024年3月1日までに目標達成しなければ、逃げBarという概念は完全に消滅。130万円までいかなければ現在の店舗は閉店し、移転。130万円以上いくと今年も存続となります。

逃げBarという概念はこの世に必要か問う、国民投票のようなクラファンだと思っています。

僕は逃げBarを残したい1人として、これから1ヶ月存続のために奔走します。
よろしければぜひ上記のバナーから、逃げBarのこれまで、気づいてきた逃げの本質について、ことの詳細を、ご覧いただけると幸いです。

リターンには、逃げBarのスペースレンタルを通常より格安でご予約できたり、この場で生前葬ができたり、筆者を通常の10分の1くらいの価格で使役できたり、どれも数量限定ですがお得なものが盛りだくさんです。



逃げBarに訪れたい方は下記にて逃げBarの営業スケジュールを記載しています。Bar営業日とと書かれている日時が、予約不要でどなたでもお逃げいただける日となっています。(店頭のエスケープチケットを持ってきていただければ、どなたでも無料でドリンク注文など可能です)


何かしらの催し時に来店したいという方は3月14日のホワイトデイにどうぞ。ドレスコードオールホワイトで集まり、音にまみれて白を祝うイベントです。


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アメミヤユウ/体験作家
「こんな未来あったらどう?」という問いをフェスティバルを使ってつくってます。サポートいただけるとまた1つ未知の体験を、未踏の体感を、つくれる時間が生まれます。あとシンプルに嬉しいです。

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