写真展「すごいぞ!出雲駅伝」ができるまで
2020.8.3~9.5 島根県出雲市西平田町 「ぎゃらりー Hand&Hand」にて、出雲駅伝に特化した写真展を開催しています。
開催直前に、2020年度第32回大会の中止が主催者の出雲市から発表され、出場予定チーム、関係者、家族、ファンの困惑、落胆、怒りの投稿を沢山目にしました。
出雲市に住む私たちが出来ることは、中止の決定をしなければならなかった出雲市民に「駅伝の魅力」を伝えることではないか。
妙な使命感を覚えながら、今日にいたりました。
★写真展「すごいぞ!出雲駅伝」、いつ、どこで?
●開催日 2020年8月3日(月)~9月5日(土)
平日:午前9時~午後6時 土曜:午前9時~午後3時
(日、祝、木および盆休)
●ところ 「ぎゃらりー Hand&Hand」出雲市西平田町242
吉直整形外科クリニック内
出雲駅伝4区 0.9㎞地点!
整形外科の2階にあるギャラリーです!
出雲4区のランナーは左側道路を奥から手前に走ってきます!
★そもそも、なぜ写真展を?
このギャラリーは、スポーツドクターが地域貢献のために作ったもの
胸郭出口症候群の治療がきっかけでこのドクターと出会い、治療目標として「フルサイズ一眼レフカメラにサンニッパつけて手持ちで撮影できること」と言ったことが事起こしに
2019.10月、「そろそろ写真展してよ」とのギャラリーオーナーの提案に、「MGCに行って感動した。上位3名、全員出雲走ってるんですよ。」と言ってしまい
「じゃあ、東京オリンピック直前にやろう!機運を高めるのと、自らが運動するきっかけづくりにしたい!」とオーナーに押し切られ
2020年6月に写真展「出雲から世界へ!」を開催することが決定したのです。
★東京五輪延期で180度の方向転換
ところが、新型コロナのせいで、オリンピックが延期。
「6月に「出雲から世界へ」なんて写真展やっても、どっちらけだよ。テーマ変えよう!秋には収まってそうだから、8月に「出雲駅伝を楽しもう!」って目線で開催ね」
今年の(第32回)出雲駅伝に出場予定の大学にスポットを当てて、「去年の出雲はこんな感じ」「全日本や箱根を沸かしたこの選手たちが走りますよ~」「来年の東京五輪の代表はこの人たち、みんな出雲を走ってたんだよ」の3本の柱を立てて
「すごいぞ!出雲駅伝」とタイトルを決め、写真をセレクトし始めたのが、4月末。
この間、普段から写真技術の批評をしあっている仲間たちにも企画に加わってもらい、なんとなくつるんでいたグループに「FOTO KWANDATI」という名前が付いたのです。
仲間たちと話し合ううちに、メインとなる写真が弱い。
やはりスタートの写真がないと、おさまりがつかない。
誰も撮っていない。。。。。
つてを頼って、駒大スポーツ編集部様にご相談したところ、快諾していただきました。
そしてギャラリーオーナーが、駒大スポーツ編集部の写真をメインにしたカッコいいフライヤー(宣伝材料)を作ってくれ、ボチボチ展示物の準備を進めていたら、恐れていたことが。
★出雲駅伝中止で2度目の方向転換
2020.7.22「出雲駅伝中止するかも報道」
報道が出たとたん、主催者の出雲市長、ネット上で非難轟々。
出雲市民の私にとっても、とてもつらい。とても悩む。
日を追うごとに主催者の出雲市に対して、ネット上に厳しい言葉が飛び交い、世間に影響力のある有名人からの圧がスゴイ。思わずこんな投稿をしてしまったくらい。
そして2020.7.27
さらにバッシングの嵐に巻き込まれる出雲市。それに心が痛みます。
「カッコいい、ドラマティック」な写真展をやっている場合じゃない!
ポスターもDM出来上がってる!これを生かさなきゃ!
出雲駅伝が中止になったのに、「全日本や箱根を沸かしたこの選手たちが走りますよ~」はないだろう。
出雲市長 記者会見要旨
陸連のチェックリストを満たすことができない
高齢者が大半を占めているボランティアの確保が困難
出雲の地に根付いている「出雲駅伝」を未来につなげるための苦渋の選択
これまで漠然としていた写真展のターゲットがはっきり見えてきました。
★ボランティアをしたいと思う人を増やしたい!
そのために、「出雲駅伝がどんなものか、テレビ中継では見られない部分、ボランティアが活躍する場面を見てもらおう」「「県外の人が見た出雲」ってどんなんだろう?」
出雲を走れなかった選手たちを思いながら、これまでセレクトしていた写真を大幅に入れ替え、キャプションも一から練り直して、展示しています。
出雲で出会った県外の方々に伺っていたエピソードが面白かったことを思い出し、寄稿依頼を出し、、、、せっかくだから、会場にミニチュアコースを作っちゃえ!!!
#25000分の1出雲駅伝
国土地理院発行「大社」「出雲今市」「平田」
手芸用モールでコースを示す
★会場でお待ちしています
お出迎えのご挨拶
筆者は出雲駅伝の再開を心待ちにしているファンのひとりにしかすぎませんが、ただ再開を待つだけではなく、地元在住者の自分にできることを一つずつ積み上げていきたいと思っています。
その気持ちに賛同し、作品やメッセージを寄せてくれた方々の想いもつまった写真展です。
遠来の方に来てくださいと言いたいところですが、今のご時世とても難しいですね。
もどかしさいっぱいですが、応援していただけると嬉しいです。
どうか皆様、御身大切になさってくださいませ。