幸運

自分のこころと向き合う記録。

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  • うつになった私の心との対話

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鬱を治す理由

鬱の人間が、少なくとも私は、常に不幸で死にたいわけじゃない。 幸い家族や友達には恵まれたし、今では一緒に幸せになりたい相手もいる。 「私は鬱だから、治すまで恋愛をしてはいけない。恋愛をすればまた自分が傷ついてしまう。治るものも治らない。」 そう思ってたのに、人を好きになった。 人を好きにならないようにするストッパーなんて絶対に存在しない。むしろストッパーを作ろうとすれば作ろうとするほど、人間は止まらなくなる生き物だ。 「鬱」は理解されない。心が弱いから、甘えているか

    • 固定概念

      今まで、恋人やパートナー、配偶者*がいる人でも平気で自殺するのがなぜなのかよくわからなかった。 *DVやモラハラなど精神的または身体的苦痛を与えてくる場合を除く 恋人とかパートナーとか配偶者って、人によっては家族よりも強い絆や信頼関係、安心感のあるものだと思ってた。 でも社会人になって散々社会で病んでよくわかった。 普段心の支えになるような関係の人が身近にいても、ぶっちゃけ関係ない。自分が今甘えたいとき、今話を聞いて欲しい時、今共感して欲しい時、その人が忙しかったり大変

      • 割りとがちで仲がいいと思ってた友人に急に距離を置かれた話

        いつもならすぐに返信がくるし、面白い動画とかを何気なく送りあってくだらない話をしていた同期兼友達。ある日突然何かがおかしい。LINEが返ってこないし、既読もつかないし。いつもとなんだか違うし、それなのに違う先輩とはゲームしてるし。普段だったら全く気にしないけど、こういうときになぜか冴え渡る勘。 あー、なんか距離置かれてんな。急に。何もしてないのに。 案の定急に仕事を休みだすあいつ。病むとすぐ仕事を休むことがあるから、正直普段からそこは勘弁してくれ〜と思ってた。でも普通にそ

        • 「匿名」

          私の会社には、他人からの評価と自分の評価を受け、その乖離を分析する地獄のような研修がある。 もちろん仕事上成長するために、他己評価と自己評価の差分を知ることは重要だということは理解る。だがそれが「匿名」である必要はあるのか? 研修では項目ごとに「自己評価」「上司からの評価」「同僚(後輩を含む)」からの評価としてそれぞれ点数がつけられる。どの項目が他者の視点と自己視点に差があるかを確認し、分析を行う。 点数での評価以外に、定性的な評価として評価対象者の「よい点」「改善すべ

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        鬱を治す理由

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        • うつになった私の心との対話
          8本

        記事

          「死」について

          「死にたい」と思ってきた私だが、最近「死」について考える機会があった。 私の母の親友で、私も小さいころからお世話になった人が亡くなった。高血圧による脳幹出血が原因。トリマーをしていた彼女は、仕事中に自宅のトイレで倒れていたそう。 トイレまでの道のりに、吐血の跡や本人の顔には便器に頭を打ったと思われる痣。苦しみながら這ってトイレに向かったであろうことを想像すると、ただただ胸が痛くなる。 彼女は犬が大好きで、トリマーをするだけでなく自分で犬を2匹飼っていた。うち1匹は体が悪

          「死」について

          才能

          自分のうつのことは関係ないんだけど、今日は思ったことを書きます。 大学生のころ学内のフリーペーパーの構成を考えたり、中身の文章を作っていた同期が、入社後直属の先輩に「お前は文章書くのが下手だね」って言われたらしい。 それからその同期は、文章を書くのが嫌いになったとか。 好きなこと、自分の専門分野を他人に「向いてない」「下手だ」「才能ない」って言われたらそう思うのが当たりまえだよね。 でも、入社直後の1年目。自分が今まで好きだったことを仕事にしたのに「下手だ」と言われた

          本音

          最近「死にたい」が口癖になってしまった私へ。 本当は別に死にたいわけじゃないんだよね。家族も、友達も、会社の先輩も、同期も、きっと私が死んだら泣いてくれるんだろうなって人はたくさんいるのもわかってるし。 それに、いつだって私に「死んでほしくない」と言ってくれる彼氏だっているもん。 他の人から見たら、きっと私はなんでも器用にこなす人なんだろうな。小さいころから英語が好きで、そこから色々な言語に興味を持って勉強したね。 今では英語も韓国語も、中国語も話せて、勉強全般、バイ

          ペットボトル

          500mlのペットボトルには、500mlの水しか入らない。 350mlのペットボトルには、350mlの水しか入らない。 これは人も同じ。 500mlのペットボトルはたくさん入るけど、350mlのペットボトルの方が持ち運びやすい。 これも人と同じ。 キャパシティも、向き不向きも、人それぞれ。 たくさんの仕事をこなせない人は、もしかしたら誰よりも1つの仕事にたくさんの熱量を注げて、1つ1つの仕事を丁寧にこなすかもしれない。 1つのことに集中できなくとも、色んな仕事を早

          ペットボトル

          「頑張り屋さん」の末路

          人は、自分の能力を超えたことはできない。そして、誰にでも「できること」と「できないこと」がある。 そんなのわかってるのに、なぜ私は「完璧」で居ようとするのだろう。 つい最近まで一緒に仕事をしていたうつ病をもつ先輩に、新年早々言われた言葉。 「精神的なことは本当に気を付けてください。無理なことは無理!そのスタンスで」 それができたら、どんなに楽だろうか。 私がカウンセラーに心をひらけない理由。それは「あなたは優秀だから」「話を聞いていれば優秀なのがわかる」と言われたか

          「頑張り屋さん」の末路

          ふとした時に死んでしまいそうな自分が怖い

          過去の自分を振り返るために作ったNoteを更新できずにもう2ヶ月。色んなことがあった。 仕事はうまくいかなかったり、うまくいったりの繰り返し。それでも少し昇進して、給料もボーナスも上がったのはなんやかんや頑張ったからだろう。 「躁鬱ぽいね」病院で美人な精神科医に言われた一言。どうやら人は「死にたい」と思うのは異常らしい。 その時付き合っていた彼氏に報告すると、知らない女と浮気され、しまいには「俺といても幸せじゃないんでしょ」と、一言。 死んでやると喚き散らして泣き叫ん

          ふとした時に死んでしまいそうな自分が怖い

          20~21歳

          片思い。めちゃくちゃ久しぶりに純粋に好きだと思える人ができて、毎日が楽しくて、これこそが「恋愛」じゃん!って思ってた。 1歳年下の後輩で、いつもニコニコ、人当たりがいい好青年って感じの人だった。優しいし、ポジティブだし、かわいげがあって割と誰からも好かれるタイプ。 他にもバイト先に仲のいい人がいて、よくその後輩含めた何人かで旅行に行ったり飲みに行ったりしていた。 しかし21歳になった年末、片思いをしていた後輩から「元カノとヨリを戻した」と連絡が。「純粋な失恋をした」と思

          20~21歳

          19~21歳

          過去の悲惨な恋愛の数々を、嬉々として語る23歳の私。これはつい最近までの私。死にたいと泣き叫ぶ23歳の私。これは先週末の私。 「頭がいいのに、頭が悪い」。私が病んだとき、友人が私を"評価"した一言がこれだ。中学の頃は常に一番を目指して部活も勉強も一心不乱に取り組んだ。聞き分けも多分よかったし、勉強ができるだけじゃなくてノリもよかったから友達も多くて先生からも気に入られ、後輩からも慕われた。自覚するほど自分に自信があったあの頃の私はもういない。 確かに中学の時も親友に裏切ら

          19~21歳