持久力トレーニング
今回は筋持久力をアップさせるトレーニングについて解説します。
筋持久力アップ≒体を細く、引き締めるトレーニングと言う事ができ、その理由についても解説していきます。
それではいきましょう!
筋持久力アップトレーニング
はじめに筋持久力とは、読んで字の如く、筋肉がどれくらい長く使い続けられるかを表す力です。
1RMに対して50%前後よりさらに軽い負荷だったり、自重トレーニングの多くが該当します。
repで言えば20rep以上の高回数を行えるようものが当てはまります。
高回数行える=長時間使い続けられる、すなわち筋肉の持久力というワケです。
筋持久力がなぜ、体を細く、引き締めるトレーニングなのかと言うと、筋肉を動かす時に重いものを持ち上げる時はパワー、瞬発力が必要です。
瞬発力が必要ということは太く、大きな筋肉が必要ということになります。
また、太く、大きな筋肉は維持するのにも、使うのにも、大きなエネルギーを必要とするので短い一瞬の時間しか使えないし、何度も連続で全力を出し続ける事ができません。
これに対し、筋持久力は自重だったり20rep以上の高回数だったりと扱う負荷は軽いので太く、大きな筋肉は必要ありません。
また、長時間使う、動かすことから筋肉自体も細く、小さいほうが疲れにくく、消耗が少ないので都合が良いのです。
そのため、筋持久力のトレーニングをしていると筋肉は細く、引き締まった感じになりやすいです。
気を付けなければいけないのは低重量、高回数の筋持久力トレーニングでも、食事の量が多かったり、消費カロリーが少なかったり、いわゆるオーバーカロリー状態だと細くならないし、何なら筋肥大することもあります。
※筋肥大トレーニングや筋力トレーニングほどではないが条件が合えば筋肥大します。
一瞬のパワーを必要とする筋力トレーニングは陸上短距離選手に例えられます。
脚はもちろん、肩や腕などの上半身も筋肉質です。
対して筋持久力は長い時間を動き続けるマラソンランナーと言えます。
長時間、長距離を走り切るために細く、引き締まった体をしています。
筋持久力トレーニングのもう一つの効果
ここまで筋持久力トレーニングについて解説してきましたが、実はこの他にも、筋持久力トレーニングを低重量、高回数トレーニングとして捉えた側面から期待できる効果があります。
それは筋肉に化学的刺激を入れることです。
筋肥大トレーニングは物理的、機械的に重さを扱う事からメカニカルストレス、機械的刺激と言えます。
筋力トレーニングは筋肉を動かす神経系に刺激を入れる事が最大の目的であることから神経系刺激と言えます。
そして、この化学的刺激、ケミカルストレスですが、軽い重さで長時間、反復して筋トレを行なっていくと疲労物質である乳酸が発生、蓄積して筋肉に焼けつくような痛みのような感覚、バーンズが生まれます。
この反応こそが化学的刺激で、この刺激により乳酸を代謝するために血流がアップしたり、筋肥大トレーニングや筋力アップトレーニングとは違った刺激に慣れるために筋肉の成長が期待できたり、脳にも違った刺激の信号が伝わる事から様々なホルモンや物質の分泌が期待できるのです。
筋肉を大きくしたい人は筋肥大トレーニングを多めに、筋力アップを目指す人は筋力トレーニングを多めに、筋持久力をアップしたり細く引き締まった体が欲しい人は筋持久力トレーニングを多めに行って、たまに他の筋トレや有酸素運動、食事の管理をしっかり行って理想の体を目指していきましょう!