都立入試共通問題 2021年 数学第4問 解説及び講評

今回は第4問へ向かいます。前回の記事は下記からご覧ください。

さて, 第4問目ですが受験生にとっては最後の問題の解き方で思考停止した方が多いと思います。しかしながらここで大切なのは

面積同士で比べる

です。
ある単元でも話しましたが, この問題において面積を直接求めるのは無理です。
そうであれば間接的にアプローチするに他なりません。
難しいというよりかは日頃からこのような問題に対する演習や訓練を積んできたのかどうかが分かれ目だったのではないかと思います。

問2ですが, 今年から三角形の証明に関する問われ方が変わりました。
二等辺三角形についての証明が問われましたが, 問題文のヒントをうまく使って相似に持っていけば完了です。
型にとらわれず本番で柔軟な発想を運搬できるのか, 思考力を試す上での良問であると考えます。
学習指導方針が変わるので少しずつ都立入試も変わりつつあるのでしょうか。

難易度:平年よりやや難

今回は以上です。
次回は最後の第5問へ向かいます。

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