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ここだけでしか書かない内緒話<月3〜4回配信/文字数で変動>

★月3〜4回の配信予定/文字数で変動★ 作家のお仕事、それまでの日々、テレビ出演、アイドルプロデュース、仕事の裏話、過去のこと、今のこと、人生についてなどなど、思っていたけど言え…
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#生き方

予言 〜永遠の待ち合わせ〜

子供の頃、未来について考えたことはいろいろあったけれど……。 私が小学生時代はノストラダムスの大予言という1999年に地球は滅びる的な話が流行っていて、親やまわりの大人たちは 「そんなの嘘に決まってるでしょ」 などというし、子供たちは「怖い怖い」といいながらも、そんなすごく先のことに実のところ現実味はなかった。 実際1999年が来た頃には自分も大人になっていて、滅びる気配ないな……と平和に過ごしていた。 でも、子供の頃予言されていたことで、唯一現実になった悲しく切な

グラデーションに挫折なし

コンプレックスって色々あるけれど。 ばらしてしまえばわりとコンプレックスだらけの人間です。 なので、2つのベクトルがあって *だからこそ努力する *ある程度あきらめる という部分のバランスをとりながら来ました。 そんなことをしているうちに、コンプレックスは個性だとか、コンプレックス持つことは誰でもあることだとか、自信をもとうとか、自己肯定感大事とか、いろんな人のいろんな考え方を知ることになり、結局、まあ、私は私でいいや、今までのやり方と自分なりの頑張りとそして……

今、わかれ道

人間ってよほど決定的な瞬間でない限り、瞬時に 「おっ、これが、わかれ道だな!」 というふうにはっきりと重たく思うことはそんなに頻繁にはない。 毎日いちいちそんな気持ちになっていたら、それはそれで疲れるし。 だからうまく鈍感にできていて、わかれ道をそんなに意識せずに昨日と同じ毎日を今日も進んでいるような感覚で生きられるようになっている人間。 新しい今日! 二度と戻れない瞬間! 明日も同じ平和な日々がくるとは限らない! などという訓示を時々目にしたり聞いたり、思い出し

あれから1年ちょっと。少しずつ戻ってきた自分

あれから1年ちょっと経ちました。 この世界で一番大切だった愛娘であるプリフワのかわいい猫が、かっこよく美しいまま旅立って、無限の世界にお出かけしたっきり、その存在はこの世にキレイに溶けてしまって、途方に暮れた日から一年ちょっと。 あの日、彼女はこの世界に溶ける形で生まれ直し、私は、その彼女が溶けた世界でゼロから生き直すことになりました。 もちろんこれまでの自分というのは存在するのだけれど、もう置いていかなければいけない部分、つれていけない自分のあらゆる部分がくっきりとし

小さなお母さんにさよなら

かなりの人の中に 「小さな誰か」 がいることを知ってますか。 なんていうとオカルト話みたいな始まりですが、そんなことではなくて、当たり前のようなお話です。 私の場合は、なんとなーく昔から、そして大人になってはもっとはっきりと 「あれっ? これ私の意見じゃないよな? 私の選択じゃないよな」 と、思うようなことがありました。 といってもなんだかそのモヤモヤする意見のほうが正しい気がするのでその選択のままにしてしまったり、なんとなくもやっとしても物事を遂行してしまった

ヒロユキさんの輝く流れ弾

ヒロユキさんと言うと、日本だと西村博之ひろゆきさんを最初に思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれない。 実は、私の中で、ヒロユキさんというと真田広之さんのほうが浮かぶ。 その真田広之さんが、エミー賞で先日『SHOGUN 将軍』で主演男優賞を受賞された。 それだけではなく『SHOGUN 将軍』は、エミー賞史上最多の18部門で受賞という快挙。 本当におめでとうございます。 その真田広之さんと以前、お会いした時、大変紳士な方なうえに、そこにいらっしゃるだけでボッと燃え盛る火

私のアプリ化

最近、ぜんぜんSNSを更新していないんです。 あと閲覧することもあまりしていないんですよね。 なまけているわけでも、嫌なわけでもなくて、ちょっとした考えあってのことです。 ただ、マガジン読者の方や、皆様からのメッセージは「SNSのDMへ、いつでも下さいね」とお伝えしてあり、それはとても楽しみにしているので、そこだけは日々拝読させていただいています。 ご質問やマガジンのテーマについてなどなどnoteで記事に反映させていただくこともありますし、時にはお返事したりも。(なの

居場所が隅っこすぎるからこそ

人それぞれお気に入りの場所ってきっとある。 意識的にでも無意識でも。 それが、ちょっとした小道であったり、お店であったり、景色であったり、家のどこかであったり、どこかの公園だったり。 ちなみに、私が子供の頃一番お気に入りだった場所は、家の自分の机の椅子を引いて下に出来たスペース狭い空間に潜り込み、体育座りをしてのんびりすることでした。 いろんな理由はあると思うけれど、今あえて言語化してみると、自分だけの場所が欲しかったから。 そこは自分の中で、誰も入ってこられない(

頼るのよ! 我慢しないのよ! 

苦手な乗り物があります。 乗り物全般、大得意なほうではないものの、怖いとか、絶対嫌とかいうものはほとんどない中、それだけはどうしても苦手というものがあるのです。 それ以前に、実は移動がそんなに好きではないというところもあるのですが、移動しないと何もできないので人並みに移動しながら生きています。 そんな中、とにかく一番苦手な乗り物が “バス” なのです。 (行き先が絶対決まっている観光バスや何らかの専用送迎バス等を除く) バス会社の皆様やバスの運転手さんはもちろん何

今もきっとある、あの場所の人たちは全員

私がこのマガジンで書いてきたことは、自分としては踏み込んでいるものの、いくつかまだ開けていない場所というか、あえて書かずにいることなどもあります。 その中のひとつが、ちょっと不思議な話。 不思議話って、それぞれの受け取り方によっては、思い込みだとか偶然だとか思われることも多々ですよね。 あとは最初からこういう話は受け取る気もないという方もいらっしゃることや、それ以外の私が想像し得ない価値観があることも認識しているつもりで、どの考えが正しいとなんてこともないので、できるだ

"ケガの功名" と130歳の私

起きる時は、いろんなことが起きますねほんとに。 何かが起きた時に、何でもかんでも前向きに考えるのは無理があって好きではないのですが 『怪我の功名』 という言葉はけっこう好きです。 "転んでもタダでは起きない" より、ごうつくばりな感じではないし、必死感も少なく、なんとなく人生の流れにうまく乗っている感じがするのです。 そんな、まさに 「怪我の功名」 と、呼んでいいような出来事が起きたので、今回はそんなお話です。 それではスタート! ↓ つづき

人生でやっておいて本当に良かったこと

時が経つのをとても早く感じ。 そして遅くも感じる不思議な時節を今生きているなあ。 そんなふうにここ数年は思います。 あまりにもいろんなことがあり、ビュンビュン風に吹かれたり雨に打たれたりする瞬間もあれば、台風の目の真ん中で、ひととき目を閉じて深く呼吸するシンとした時もあったり。一瞬のひだまりにホッとしたり。 ふいに、やーっと人生が始まるような気配を感じたり。 今ごろ? その年で? なんつって、自分につっこむと同時に、いやあ、もうねえ、100年人生といったってこの体

夢のお片付け、夢のお掃除、夢のお料理

★ さて、どう変える? お片付け、お掃除、お料理。 その作業は毎日の生活に欠かせないもの、でも今の時代いろんなすり抜け方や代替え法があるので、ぜーんぶやめても死にはしないかもしれない。 でもやっぱり、お片付けお掃除お料理がちゃんできることに憧れます。 “お” を、つけて呼ぶほどに。 でもこの年齢になっても納得のいくそれに近づくどころかズルや楽をすることも覚えて、しかも 「人間なんでも完璧である必要はない」 というふうな考えの助けもあって、昔より手を抜いている

抜く

★ 力を抜くことの難しさからの解放 私は、自分のことをかなりの怠け者だと思い込んできました。 実際そうかもしれないし、本当のところはいまだにわかりません。 昔からそう思っていたもので、なかなか「いや違う」と思うには、何らかの宗教から脱会するほど大変なことのような気もします。 子供の頃、学校へ行くと、いろいろな決まりや指示がありましたよね。 ここに座れ、ここにものを置け、あれをやれ、これをやれ、この順番でこんなふうにさっさと、次はあれ、はい何分休み、その後はこれ、こ