3歳の娘にお小遣い制度を始めた効果
お小遣い制度のはじまり
皆さんこんにちは、イクジアリです。前回の記事でお伝えした通り、今回は我が家で始めたお小遣い制度について、取り上げます。
お小遣い制度の目的と期待値
お小遣い制度を導入したのは、子どもに「限られたお金を何に使うか」を自ら考えさせ、「判断する経験値」を積み重ねてほしいと思ったからです。
幼少期に数百円で学ぶ経験は、失敗経験含めてコスパがよいと思っています。小さな成功/失敗体験を経験することが、金銭感覚や将来の賢い金融判断にもつながっていくと考えています。
お小遣いの金額とルール
お小遣いの金額は、少し考えた末、いったん下記理由で月330円に設定しました。
「3歳だから」100円玉3枚というシンプルな金額設定
消費税を含めて設定することで、百円ショップで3つのものが買えるように
よくねだられるガチャガチャの値段や、ポップコーンの値段と一緒であること
なお、3歳から始める欧米式お金の英才教育という書籍には、お小遣いは年齢に応じて定額制であげるのではなく、交渉を通じて決めるのが望ましいと記載されています。これは、お金を定期的に得られるものという考えや年齢があがることに金額が増えるものという期待を抱かせてしまうのを防ぐためです。将来的には交渉性に切り替えたいと考えていますが、まだ3歳だと交渉ハードルが高いため、しばらくは月額制を続けます。
子どもの反応
お小遣い制度を始めたとき、娘は「これで欲しいものが買えるの?!早くお買い物に行こう!」と興奮していました。そして初めて購入したものは、、、百円ショップで購入した謎のお菓子「ちょぼちょぼ」…!!!
お小遣い制度を始めるときに、我が家では「娘が選んだものに文句は言わない」というルールを設けたので、いろいろ思うことはありましたが、グッと我慢しました(笑)
そして、ガチャガチャをせがまれた時もここぞとばかりに「お小遣いからやったらいいんじゃない?」と提案すると、「他の物買いたいからいい」というようになり、最近ではガチャガチャをせがまなくなりました…!!!
悩んだポイント
お小遣いを導入してからしばらくして、スーパーで子供用のお菓子を購入すると、娘から「なんでこれはお小遣いではなくて買ってくれたの?」「どういうときは買ってくれるの?」と質問されました。
たしかに、お小遣いとの線引き難しい….!!!
「ママやパパが買ってあげたいと思うものは買ってあげるけど、そうでない場合は、お小遣いで自分で買ってね」というルールを設けることにしました。
数カ月のお小遣いの使い道の変化
お小遣い制度を始めて数カ月が経ち、娘の使い道には顕著な変化があらわれています。最初はお菓子や10円UFOキャッチャーにお小遣いを使っていましたが、徐々に長く遊べる粘土やシールブックを買うようになってきました。特に10円UFOキャッチャーで、10回やっても何も取れなくて大泣きした経験は、大きかったようでその後はUFOキャッチャーに使うのを避けるようになりました。また、ガチャガチャやポップコーンのように一瞬で消えてしまうものよりも、より持続的に楽しめるものへ価値を見出すようになりました。
お小遣い制度を通じて、「即時の満足」と「長期的な満足」の違いを自然と学び、「今すぐの楽しみ」も良いけれど、「長く楽しめること」の大切さも理解するようになっているように感じます。3歳とはいえども子どもながらに、お金を使うことの意味や価値について、考えており成長を感じます。
次回予告:貯金の概念理解とメイクセットへの挑戦
今後は、娘に貯金の概念を教え、彼女が欲しがった少し高いメイクセットを手に入れるまでの過程をご紹介します。
目標に向かってお小遣いを貯める成長ぶりをお楽しみに!